「実家の仏壇を処分する必要が出てきた」
「仏壇を処分する場合、手順があるって本当?」
「どういう手順で進めればいいの?」
このような悩みを抱えていませんか?
実家の仏壇を処分する場合は、正しい手順を知っておかなければなりません。とくに他の家具処分と大きく異なる点は、処分前に魂抜きを寺院の住職に依頼しなければならない点です。
そこで本記事では、実家の仏壇を今すぐ処分したいと考えている人に向けて、以下の内容を解説します。
- 実家の仏壇を処分する手順
- 処分する方法
- 費用相場
- 処分する費用を抑える方法
「なるべく早く仏壇を処分したい」「業者に任せる場合はなるべく安くしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
空き家になる実家の仏壇はどうする?処分手順を3ステップで解説
実家の仏壇を処分する際は、以下の手順で進めるとスムーズです。
- 仏壇の魂抜きを依頼する
- 仏壇の中身を確認する
- 仏壇を処分する
いずれも必須の手順なので、ひとつずつ確認していきましょう。
仏壇の魂抜きを依頼する
まずは仏壇や位牌に宿った魂を抜くために「魂抜き」という儀式を依頼します。
仏壇を実家に設置したときには「魂入れ」の儀式で、仏様やご先祖様の魂が仏壇に宿っているとされています。魂抜きは仏壇に入っている魂を抜き、普通の家具に戻すための儀式です。
魂抜きをしてもらう場合はお寺の住職に依頼する必要があります。
仏壇の中身を確認する
魂抜きを済ませてもすぐに処分せず、仏壇の中身を確認しておきましょう。すぐに処分してしまうと分別ができなくなってしまうので、注意してください。
また、仏壇の引き出しは自分が使っていなくても、他の親族やご先祖様が大切なものを入れている場合があります。中身を確認しないと誤って処分してしまう恐れがあります。
仏壇を処分する
魂抜きが完了し、仏壇の中身も確認したら、好みの方法で仏壇を処分しましょう。仏壇を処分する方法は後述していますが、以下4つのいずれかで進めます。
- 自治体の粗大ごみで処分する
- お寺に引き取ってもらう
- 仏壇店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
仕事や家事で忙しい場合は、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。仏壇は大きいうえに重いので、プロに任せたほうがスムーズに処分できます。
実家の仏壇を処分する方法4選
実家の仏壇を処分する方法は4つあります。処分方法ごとの特徴を解説していくので、参考にしてみてください。
自治体の粗大ごみで処分する
木製の仏壇であれば、粗大ごみとして処分できます。ただし、自治体によってはサイズ制限が設けられているので、粗大ごみとして回収してもらえるか事前に確認しましょう。
自治体の粗大ごみとして処分する際は、指定回収場所へ運搬したり、ごみ処理施設へ持ち込んだりすることになります。
処分前には寺院の住職に依頼して、魂抜きをしてもらう必要があります。
また、処分する際は仏壇を自分で解体しなければなりません。忙しかったり解体できる自信がなかったりする方は、仏壇店や不用品回収業者に任せるといいでしょう。
寺院に引き取ってもらう
寺院によっては不要になった仏壇を引き取ってもらえます。引き取り前に魂抜きをしてくれるので、お世話になっている寺院がある方は、相談してみるといいでしょう。
寺院に引き取ってもらう際は、自身で持ち運ばなければならないことがほとんどです。持ち運びが困難な場合は、仏壇店か不用品回収業者に依頼しましょう。
仏壇店に引き取ってもらう
仏壇店では不要になった仏壇の魂抜きと供養処分を行ってくれるので、スムーズに進められます。自宅へ引き取りに来てくれる仏壇店もあるので、持ち運びが困難な方にもおすすめです。
ただし、自宅への引き取りには別途運搬料が発生するうえに、料金は寺院よりも高めな点には注意しましょう。
処分までの流れにこだわらない方は、複数の仏壇を同時に供養する「合同供養」で処分してもらえば、2~6万円ほど費用を抑えられます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するメリットは、価格が圧倒的に安いことです。仏壇にもよりますが、5,000~30,000円前後で処分してもらえます。
寺院と提携している不用品回収業者であれば、魂抜きから処分までワンストップで行ってくれます。従業員が自宅に来て回収してくれるので、自身では持ち運びができない仏壇でも処分の手間がかからないこともメリットです。
ただし、寺院と提携していない不用品回収業者では処分しか依頼できない点には注意が必要です。見積もりを依頼する時点で、魂抜きにも対応しているか確認しておきましょう。
実家の仏壇を処分する際にかかる費用相場
実家の仏壇を処分する際にかかる費用相場について、対応してくれる作業範囲もあわせて以下の表にまとめてみました。
処分方法 | 費用 | 魂抜き | 自宅回収 | 処分 |
---|---|---|---|---|
寺院 | 10,000~50,000円 | 〇 | × | △ |
仏壇店 |
単独:40,000~80,000円 合同:5,000~20,000円 |
〇 | △ | 〇 |
不用品回収業者 | 5,000~30,000円 | △ | 〇 | 〇 |
自分で処分 | 0円~1000円 | × | × | 〇 |
※△:事前確認必須
費用だけでなく依頼したい作業内容なども加味したうえで、処分方法を検討しましょう。
仏壇回収と空き家片付けにかかる費用を抑える方法
仏壇回収と空き家片付けにかかる費用を抑えるためには、以下の方法がおすすめです。
- 相見積もりを取る
- 買取りにも対応している業者を選ぶ
- あらかじめ自分で片づけを進める
相見積もりを取ることで費用相場がわかるので、ぼったくり業者に遭うリスクを減らせます。
良好な状態の仏壇を処分する場合、買取りに対応している業者に依頼すれば買取価格から処分費用が相殺され、安く抑えられることも期待できます。
少しでも安く抑えられるように、できることを取り入れてみてください。
実家の仏壇を処分せずに放置するとどうなる?
実家が空き家になったなどの理由で、仏壇を放置してしまう方は多いでしょう。
仏壇を放置しているからと言って実害が及ぶわけではありませんが、運気が下がると言われています。自分の子どもや孫まで運気が下がると言われることもあるくらいです。
運気が下がるか否かの話は神仏に対する信仰心によるものですが、少しでも引っかかる場合は、魂抜きをして早めに処分しましょう。
実家の仏壇は処分せずに自宅へ移動する方法もある!手順を解説
実家の仏壇は処分せずに自宅へ移動することも可能です。自宅へ移動する際は、以下の手順で手続きを進めましょう。
- 仏壇を置くために自宅のスペースを確保する
- 魂抜きと魂入れの日程を決めて実施する
- 業者を選定して移動する
仏壇は基本的に動かさないほうがいいとされているので、処分ではなく自宅へ移動する場合でも魂抜きを行います。また、自宅へ移設したら新たに魂入れも行わなければなりません。
自宅に移動する場合、安全に運ぶためにも業者へ依頼するのがおすすめです。
実家の仏壇処分まとめ
実家の仏壇を処分する場合、他の不用品と違って処分する前に魂抜きの工程が入る点には注意が必要です。処分する方法もいくつかあるので、作業範囲や予算に合ったやり方で進めましょう。
安全かつスムーズに処分や移動を済ませたい場合は、不用品回収業者がおすすめです。
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