遺品整理で100万円かかる人の特徴4選!悪徳業者を見抜いて費用を抑えるコツを解説
更新日2024.05.27

「遺品整理に100万円かかると言われたけれど本当?」と、疑問に思われる方もいるでしょう。遺品整理を依頼すると100万円かかるケースは実際にある一方で悪徳業者に引っかかっているケースも考えられます。

遺品整理の金額が適正かどうかを判断するためには、費用相場を把握しておくことが大切です。費用相場を知っておけば悪徳業者とのトラブルを防げるだけでなく、実際に高額な費用がかかったとしても納得して支払えます。

本記事では、遺品整理で100万円かかる人の特徴や悪徳業者の見抜き方を紹介します。費用を抑えるコツも解説しているので、遺品整理をしようと考えている方は最後までご覧ください。

遺品整理で100万円かかる人の特徴4つ

遺品整理で100万円かかる人の特徴4つ

遺品整理で100万円かかる人の特徴は、以下の4つです。

  1. 部屋が広く処分する物が多い
  2. ごみ屋敷になっている
  3. 特殊清掃が必要
  4. 業者から不当な請求を受けた

100万円かかると言われた方は、当てはまっている項目がないかチェックしてみてください。

部屋が広く処分する物が多い

処分する物の量に比例して作業時間が増えるので、費用が高額になることがあります。とくに、部屋が広かったり間取りが大きかったりすると物が増えやすいので、100万円を超えることは十分にありえます。

遺品整理する部屋の範囲が広く、処分する物が多い場合は100万円かかる可能性は十分にあるでしょう。

ごみ屋敷になっている

ごみ屋敷は処分する物が多いうえに、不用品と必要な物を分けるのにも時間がかかります。業者に遺品整理を依頼する際は、作業時間と処分する物の量で費用が決まるため、ごみ屋敷は高額になりやすいです。

ごみ屋敷の場合は不用品の回収に加えて清掃作業も発生するため、一般的な遺品整理よりも2〜3倍ほど高くなります。100万円以上かかるケースも珍しくないため、安く抑えるためにあらかじめ片付けておきましょう。

特殊清掃が必要

孤独死や事件があった部屋では特殊清掃が必要なため、遺品整理と併せて行うと費用が高くなります。目安として、特殊清掃を単体で依頼した場合で5〜70万円ほどかかります。

特殊清掃の費用も部屋の間取りや広さによって変動し、1Kなら約80,000円程度の相場であるものの、4DK以上になると70万円を超えることもあるくらいです。また、体液や血液が付着してから時間が経っている場合、さらに費用の負担が増えてしまいます。

業者から不当な請求を受けた

部屋の状態によっては100万円以上が適正価格である一方で、中には不当な請求額を提示されたというケースもあります。実際に遺品整理で不当に高額な費用を請求されたという事例は、国民生活センターにて数多く報告されています。

【参考】こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-|独立行政法人国民生活センター

悪徳業者の特徴として、一般廃棄物収集運搬業許可を保有しておらず、ホームページに詳しい情報が書かれていないことが挙げられます。不用品の量がさほど多くなく、部屋の間取りも小さめの場合で100万円を請求された場合は、不当請求ではないか疑ってみてください。

遺品整理の料金相場

遺品整理の料金相場

遺品整理の費用は部屋の広さや間取り、作業時間によって変動します。料金相場を把握しておけば、悪徳業者に引っかかるリスクを小さくできるはずです。

間取りごとの費用相場は以下のとおりで、相場価格上は100万円を下回っています。

間取り 料金
1R 35,000円~
1LDK 80,000円~
2LDK 140,000円~
3LDK 180,000円~
4LDK以上 220,000円~

上記の表より、100万円は相場からかけ離れています。そのため、たとえ優良に見える業者から提示された金額だとしても、相見積もりをして適正かどうか見てみるとよいでしょう。

遺品や不用品の量があまりにも多かったり、オプションを付けたりすると、100万円を超えるケースも十分にあり得ます。

遺品整理の費用が決まる要素4つ

遺品整理の費用が決まる要素4つ

遺品整理の費用は、以下4つの要素によって決まります。

  1. 遺品の量
  2. 遺品の種類
  3. 家の立地
  4. オプションの有無

それぞれチェックして、遺品整理をする際の参考にしてみてください。

遺品の量

遺品整理では回収する遺品や不用品の量に比例して、トラックの台数やスタッフの人数が必要になるため、費用が高額になります。

少しでも費用を抑えたい場合は、自分で片付けられる物をあらかじめ整理しておきましょう。明らかに不要なごみや使い道のない家具などは、業者に依頼する前に片付けておくだけでも、数万円単位で費用を節約できます。

自治体の可燃ごみや粗大ごみで処分すれば、無料に近い金額で処分できるので、無理のない範囲で取り組んでみてください。

遺品の種類

処分する遺品や不用品の容積が同じであっても、種類によって費用が変動する場合があります。プラスチックや可燃ごみに比べると、大型家具や大型家電などの粗大ごみは費用が高くなりやすくなります。

とくに、テレビや洗濯機などの家電リサイクル法対象家電は、1点につき処分費用が1,500~4,000円ほど発生するため、注意してください。

粗大ごみは個人で片付けるのは難しいかもしれませんが、自治体回収やリサイクルショップを利用すれば費用を抑えられます。処分までは難しくても、最低でも解体さえすれば容積を小さくできるので、安く済ませられるでしょう。

家の立地

家の立地も、遺品整理の費用が変動する要素のひとつです。スタッフが作業するのが困難な立地にある場合は、費用が高くなる傾向にあります。

費用が高くなりやすい立地の例は、以下のとおりです。

  1. 集合住宅の高層階に住んでおり、物を運び出すのに時間がかかる
  2. 宅内の廊下が狭く、運び出すのが困難
  3. 家の前の道路が狭く、トラックを停めるのが難しい

家の立地は自分で解決できない要素のため、他のポイントで費用を抑えるようにしましょう。

オプションの有無

オプションを付けている場合も、費用が高くなります。遺品整理を依頼した場合、以下のオプションを提案されます。

  1. 特殊清掃
  2. 遺品の買取
  3. ハウスクリーニング
  4. エアコンの取り外し
  5. 遺品の供養など

特殊清掃やハウスクリーニングなど、業者に依頼しないと対応できない項目もある以上、すべて外す必要はありません。しかし、オプションを付けずに自分で対応するだけでも、費用を大幅に抑えられるはずです。

遺品整理の費用を100万円よりも安く抑えるコツ4選

遺品整理の費用を100万円よりも安く抑えるコツ4選

遺品整理の費用が100万円を超えた場合は、以下の方法を取り入れて安く抑えましょう。

  1. 費用相場を把握しておく
  2. 複数の業者から相見積もりを取る
  3. 事前に整理しておく
  4. 不用品の買取りを依頼する

ひとつずつ解説します。

費用相場を把握しておく

遺品整理の費用を100万円よりも安く抑えるには、費用相場の把握が欠かせません。料金相場を知らないと、無知に付け込まれて不当な金額を請求されることがあります。

実際に、部屋の状態によっては100万円以上かかることはあるものの、間取りから見た場合の相場は数十万円程度となっています。

100万円以上の金額を提示された場合は、まずは費用の内訳を聞いてみてください。明確な回答をもらえなかった場合は、不当請求の可能性があります。

複数の業者から相見積もりを取る

同じ条件で複数の業者から相見積もりを取れば、より安い業者を見つけられます。複数の業者に見積もりを依頼すると費用だけでなく、特徴やプラン内容も比較できます。

最低でも3~4社程度から見積もりを取れば、おおよその適正価格が見えてくるでしょう。同じ条件であっても、業者間で数万円単位の差があるケースも多いので、相見積もりを取って安い業者を選べるようにすることが大切です。

事前に整理しておく

遺品整理の費用は作業時間や遺品の量によって変動するため、事前に自分で整理しておきましょう。業者に丸投げしてしまうと作業スタッフの人数や作業量が増え、費用が高くなってしまいます。

遺品や不用品を必要な物とそうでない物に仕分けたり自分で処分したりするだけで、費用を大幅に節約できます。

とはいえ、忙しいために自分で整理する時間を確保できず、遺品整理を依頼できなければ本末転倒です。「いつまでに対応できなければ、状態に関係なく業者に依頼する」など、期限を決めるとよいでしょう。

不用品の買取りを依頼する

故人の部屋に売却できそうな物があれば、不用品の買取りを依頼しましょう。まだ状態がよく、使える物なら買取りしてもらえることがあります。

ブランド物や貴金属であれば数万円の価値が付くことがあるため、遺品整理の負担を軽減できるでしょう。

遺品整理業者の中には買取りサービスに対応しているところもあるので、まとめて依頼すれば手間を減らせます。売れる見込みがある物品が多い場合は、遺品整理の費用を抑えるために、不用品の買取りを依頼してみてください。

遺品整理で不当に100万円を請求する悪徳業者の特徴4つ

遺品整理で不当に100万円を請求する悪徳業者の特徴4つ

遺品整理で100万円の費用がかかるケースがある一方で、不当に請求してくる悪徳業者も一定数存在します。悪徳業者に誤って依頼しないために、業者を選ぶポイントを4つ紹介します。

  1. 一般廃棄物収集運搬業許可を保有していない
  2. 見積もり額が相場からかけ離れている
  3. スタッフの対応が悪い
  4. ホームページに情報が載っていない

ひとつずつ見ていきましょう。

一般廃棄物収集運搬業許可を保有していない

遺品を回収するためには一般廃棄物収集運搬業許可が必要なため、保有していない場合は悪徳業者の可能性があります。一般廃棄物収集運搬業許可を保有している業者は、自社ホームページや自治体のホームページに記載されています。事前に確認しておきましょう。

ただし、自社のホームページに明記していない場合でも、一般廃棄物収集運搬業の許可がある業者と提携していることがあります。自社で保有していなくても、提携業者に依頼していれば法的には問題ないので、ホームページをチェックしてみてください。

見積もり額が相場からかけ離れている

相場よりも遺品整理の費用が明らかに高い場合は、まず金額の根拠を聞くことが大切です。明確な答えがない場合は不当請求の可能性があるため、他業者への依頼を検討しましょう。

一方で、相場より安すぎたり無料回収を謳っていたりする業者は、高額な追加料金を請求してくる場合があります。追加料金を含めると相場よりも高くなることもあるので、ホームページで確認しておきましょう。

相場からかけ離れた金額を提示してくる場合は、不当請求を疑ってください。複数の業者から相見積もりを取っておけば、相場からかけ離れているかどうかを判断できるはずです。

スタッフの対応が悪い

スタッフの対応が悪く、丁寧さを感じられない場合も、悪徳業者の可能性があります

悪徳業者に引っかからないためには、依頼する前に一度電話してスタッフの対応を見てみるのがおすすめです。スタッフの対応も、業者を選ぶうえでの判断材料になります。

話し方が丁寧か、こちらからの質問に明確に答えてもらえるか、などの観点で会話をしてみてください。スタッフの対応が悪く、しっかり説明してもらえない場合は悪徳業者の可能性があるので、依頼するのを避けましょう。

ホームページに情報が載っていない

業者のホームページが簡素なものだったり、そもそも存在しなかったりする場合も、依頼するのを避けることをおすすめします。ホームページの情報量が少ないとどのようなサービスを提供しているのかわからないため、判断するのが難しくなります。

ホームページが実在する場合は、一般廃棄物収集運搬業許可の有無も確認してみてください。保有している場合は、会社概要欄などに明記されているはずです。

遺品整理の見積もりを依頼する前に、ホームページをしっかり確認することで、悪徳業者に引っかかるリスクを減らせるでしょう。

遺品整理で適切な金額で依頼できる優良業者の見極め方3選

遺品整理で適切な金額で依頼できる優良業者の見極め方3選

遺品整理で適切な金額で依頼できる優良業者は、以下3つの特徴があります。

  1. 必要な許可を取得している
  2. 料金プランがシンプルでわかりやすい
  3. 口コミや評判がよい

業者を選ぶ際の参考にしてみてください。

必要な許可を取得している

一般家庭から排出される不用品を回収するためには、一般廃棄物収集運搬業が必要です。

一般廃棄物収集運搬業を保有している業者であれば、自社ホームページに明記しています。また各自治体のホームページでも、一般廃棄物収集運搬業許可を取得している業者のリストを公開しています。

一般廃棄物収集運搬を保有している業者であれば、悪徳業者の可能性はほとんどないと考えていいでしょう。なお、一般廃棄物収取運搬業を保有していない業者であっても、保有している他業者と提携していれば問題ありません。

また、不用品の買取りをしてもらう場合は別途、古物商許可が必要です。業者が対応できる業務範囲をチェックして、必要な許可を保有しているか確認してみてください。

料金プランがシンプルでわかりやすい

業者を選ぶ際は、プランを見ただけで内容を把握できるくらいのシンプルなプランを提供していることも確認しましょう。

悪徳業者の特徴は、追加料金が発生するように複雑なプランを提示してきます。知らないうちに追加料金が発生し、不当に100万円以上を請求されてしまうこともあるでしょう。

優良な業者であれば、シンプルかつわかりやすい見積もりを提示してくれます。また、追加料金が発生する条件も明記しています。

見積もりの時点で不安な方は、追加料金がかからない旨を確認しておきましょう。

口コミや評判がよい

業者の口コミや評判の内容も、悪徳業者かどうかを判断するポイントになります。

優良業者なら、評価や内容の悪い口コミは少ないものです一方で、悪徳業者の場合は高額請求や対応についての悪い口コミが投稿されている可能性があります。

実際に利用した人の口コミを見るのであれば、SNSやGoogleマップをチェックしてみてください。手軽に見つけられるので、見積もりを依頼する前に確認しておきましょう。

遺品整理で100万円かかる人の特徴まとめ

遺品整理で100万円かかる人の特徴まとめ

遺品整理で処分する物が多い場合や特殊清掃が必要なケースでは、100万円以上かかることがあります。

遺品整理の費用を抑えるためには、依頼する前に片付けられる物を整理しておくことが大切です。明らかなごみや使い道のない家具などを処分しておくと、遺品整理の費用を抑えられます。

遺品整理を依頼したいけれど、自分ではなかなか進められない方は「みらいへ」にご相談ください。

遺品整理みらいへ」は一般廃棄物収集運搬業許可を保有しており、広島市を中心に遺品整理サービスを提供しています。遺品整理士の資格を持ったスタッフが在籍しているため、お客様に寄り添ったサービスを提供しています。

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