「大量のごみを処分したいけれどどうしたらいいのかわからない」とお悩みではないでしょうか。分類するのが面倒なくらいの大量のごみを処分するときは、処理施設への持ち込みや不用品回収業者への依頼が挙げられます。
ごみの処理方法によって特徴が異なるため、把握したうえで選べば費用や手間を抑えられるでしょう。
本記事では、大量のごみの処理方法や放置するリスクを解説します。処分のときの注意点もわかるようになっているので、最後までご覧ください。
目次
大量のごみを分別せずに捨てる4つの方法
大量のごみを分別せずに捨てる方法は、以下の4つです。
- ごみ処理施設に持ち込む
- リサイクルショップに持ち込む
- 不用品回収業者に依頼する
- 遺品整理業者に依頼する
処分方法で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
ごみ処理施設に持ち込む
地域のごみ処理施設に持ち込んで処分すれば、分別することなく捨てられます。ごみ処理施設のほとんどは分別していないごみを受け付けているので、大量にあり自力では処分できない場合におすすめです。
自宅がごみ屋敷になっている場合、何から処分すればいいのかわからない人もいるでしょう。ごみ処理施設へ持ち込めば分別する必要がなく、不用品をそのまま処理できます。
手数料は自治体によって異なりますが、1kgあたり15〜100円程度が目安です。布や紙などの軽いごみが多い人や、近くに処理施設がある人は利用してみましょう。
リサイクルショップに持ち込む
まだ使える家具や家電であれば、リサイクルショップに持ち込むと引き取ってもらえる可能性があります。
ただし、損傷が激しく状態が悪い物は引き取ってもらえないので注意してください。リサイクルショップに持ち込む前に、動作や傷の有無を確認しておくと安心です。
引き取りできる物の基準はリサイクルショップによって異なるため、事前に問い合わせてみましょう。基準を満たす家具や家電なら引き取ってもらえるので、ごみの処分費用を抑えられます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで引き取りに来てもらえるため、処分の手間がかかりません。分別の段階からスタッフがおこなってくれるため、どこから手をつければいいのかわからない人にもおすすめです。
業者によっては家具や家電の買取りにも対応しているため、処分だけでなく売却も1社だけで完結します。家具や家電を買取りできる場合は費用を元手にできるため、処分にかかる料金を節約できます。
ごみだけでなく使える家具や家電をどうにかしたい人は、不用品回収業者に相談してみてください。
遺品整理業者に依頼する
故人の荷物を整理する過程で生じたごみを処分したい場合は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
遺品整理業者は専門知識を持っており、仕分けが丁寧で一任できるのが特徴です。ごみの中に遺品が混在しており、仕分けが大変と感じる場合でも業者が仕分けてくれます。
遺品整理したいけれど、部屋が散乱しすぎて何から片付ければいいのかわからない人は、遺品整理業者に依頼してみてください。業者によっては不用品の買取りや特殊清掃に対応している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
大量のごみを放置する4つのリスク
大量のごみを放置すると、以下4つのリスクがあります。
- 害虫が発生する
- 悪臭の原因になる
- 健康に悪影響を及ぼす
- 火災の原因になる
あらゆる被害を及ぼす可能性があるため、それぞれチェックしておきましょう。
害虫が発生する
大量のごみを放置すると、以下の害虫が発生するリスクがあります。
- ゴキブリ
- ハエ
- 蚊
- 蜘蛛
- ムカデ
- ネズミ
大量のごみがあると害虫が隠れてしまうので、駆除するのも困難になります。とくにムカデは人間に直接危害を加えてくるので、自力で駆除すると危険をともないます。
マンションやアパートの場合は近隣住民への迷惑にもなるため、害虫が発生する前にごみを処分する必要があります。大量のごみを放置すると害虫が発生し、近隣住民への迷惑にもなるため、できるだけ早く片付けましょう。
悪臭の原因になる
ごみの中に生ごみが含まれていると、次第に悪臭を放つようになります。湿気と気温が高い夏はとくに強烈になり、近隣住民からの苦情の原因になることも多いため、早急に処分しなければなりません。
また、自分で処分しようと思っても悪臭が強いと手を付けるのもおっくうになるため、時間がかかることが考えられます。
生ごみは時間が経つほど処分するのが大変になるため、気付いたらすぐに処分しましょう。
健康に悪影響を及ぼす
大量のごみを放置すると害虫や悪臭が発生するため、そのまま生活していると虫に刺されたり食中毒の原因になったりすることがあります。近隣住民だけではなく自身の健康に悪影響を及ぼしかねないので、大量のごみを放置している場合はすぐに処分しましょう。
部屋が大量のごみで埋まっていると害虫の駆除が難しく、改善するまでの労力も余計にかかってしまいます。費用も大きくかかってくるため、健康に悪影響を及ぼす前に処分することが重要です。
火災の原因になる
大量のごみがあると部屋にホコリが溜まりやすく、火災の原因になります。整理された家よりも火災のリスクが高くなり、生活するのも危険です。部屋で火災が起きた場合、大量のごみがあると燃え広がり被害が拡大してしまいます。
整理された家では燃え広がらないような小さな火種でも、大量のごみがある場合はすぐに燃え広がって手がつけられないこともあります。火災が起きると隣家へ燃え広がる危険性もあるため、周囲に危害を及ぼす前にすぐに処分しましょう。
ごみを捨てるときの料金相場
大量のごみを処分する場合の目安となる相場を、以下にまとめてみました。
自治体回収 |
原則無料 |
---|---|
ごみ処理施設への持ち込み | 約15~100円/kg |
リサイクルショップ | 良好な状態であれば買取りしてもらえる場合あり |
用品回収業者・遺品整理業者 | 30,000円~(1Rの場合) |
※自治体によって異なります
費用を抑えて処分したいのであれば、自治体回収を利用しましょう。粗大ごみがある場合でも、数千円程度には収まるはずです。
分別が面倒なものの、運搬が可能な場合はごみ処理施設へ持ち込むのもよいでしょう。若干の処理手数料はかかるものの、それでも数百円程度で済ませられます。
運搬が困難な場合におすすめなのが、不用品回収業者や遺品整理業者です。他の処分方法よりも費用は高額になるものの、搬出から処分まですべてスタッフが対応してくれます。
処分方法を選ぶ際は、予算と状況に応じて決めることが大切です。
ごみを分別せずに捨てるときの注意点3選
大量にごみがあると、分別が面倒でそのまま処分できないかと考えるでしょう。ごみを分別せずに捨てるときは、以下の3つに注意してください。
- 条例違反になる場合がある
- 不法投棄だとみなされる場合がある
- 個人情報が流出するリスクがある
大量のごみを処分しようと考えている人は、ひとつずつ確認しておきましょう。
条例違反になる場合がある
自治体改修で分別義務があるにも関わらず、分別せずに捨てると条例違反となり、罰金や処罰の対象となる場合があります。家電リサイクル法に該当する家具や粗大ごみは分別・分解しなければならない物も少なくありません。
ごみを処分するときは、まず自治体のルールを確認して分別すべきかどうかチェックしておきましょう。分別するのが困難な場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不法投棄だとみなされる場合がある
分別せずに処分してしまうと、不法投棄だとみなされる場合があります。不法投棄と見なされると、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金を科せられる可能性があります。
不法投棄だとみなされないためには、しっかり地域のルールを確認しておかなければなりません。不法投棄だと知らずに処分しても過料を取られるため、必ず事前に確認してルールに沿って処分できるようにしましょう。
なお、参考までに不法投棄とみなされる事例には他に、以下のようなことが挙げられます。
- 公道や公共のごみ箱への投棄
- 無断で他人の敷地にごみを捨てること
個人情報が流出するリスクがある
ごみをそのまま捨てると個人情報が流出することがあります。たとえば、ハガキに自宅の住所が書いてあったりクレジットカードの明細書が見つかったりすれば、自宅を特定されてしまう恐れもあります。
ごみを分別せずに捨てると個人情報が流出するリスクがあるため、プライバシーのためにも不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者への依頼ならプライバシーの管理も対応しているため、個人情報流出のリスクを減らせます。
ごみを捨てる方法についてまとめ
大量のごみを分別せずに処分するのであれば、ごみ処理施設への持ち込みや不用品回収業者への依頼がおすすめです。それぞれ特徴や費用が異なるため、事前にチェックしてごみによって処分方法を決めれば、費用を抑えられるでしょう。
ごみを放置すると害虫や悪臭が発生し、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。健康被害や火災の原因にもなるため、大量のごみを放置している人はすぐに処分を始めてください。
大量のごみを処分したいけれど、自分ではなかなか進められない人は「遺品整理みらいへ」にご相談ください。「みらいへ」では、自分で片付けられないごみの処分や仕分けをおこなっております。遺品整理にともない生じたごみの処分にも対応しております。
電話やメール、またはLINEから簡単に依頼できるので、大量のごみを処分したいけれどどうしたらいいのかわからない人はご相談ください。