「汚部屋を片付けたいけれど、どうしたらいいのかわからない」と、お悩みではないでしょうか。汚部屋を片付けるときは、まず汚れの程度を見極めることが重要です。
状態を見て自力での片付けは難しいと判断した場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者を選ぶときは、許可や口コミのチェックが欠かせません。
本記事では、汚部屋の片付け方法や不用品回収業者の選び方を解説します。きれいな部屋を維持する方法も紹介しているので、汚部屋を片付けたい人は最後までご覧ください。
目次
【レベル別】汚部屋かどうかを見極める5つのポイント
汚部屋かどうか見極めるポイントは以下の5つです。
- 床に物が散乱している
- 探し物をする頻度が多い
- 悪臭や害虫の被害がある
- 足の踏み場がなく歩きづらい
- 物のせいで開けられない扉がある
汚部屋のポイントを見極めて、片付けの計画を立てましょう。
床に物が散乱している
物が収納スペースにしまわれておらず、床に散乱している状態です。ごちゃごちゃした部屋ですが、1日あれば片付けられるため汚部屋の中では軽度と言えます。
床に物が散乱しているだけならすぐに片付きますが、そのまま放置しておくと汚部屋になる可能性が高くなります。
決められた収納スペースにしまうだけで、汚部屋状態は解消されるので、今のうちに整理しましょう。床の物を放置せずに片付けられれば、費用や手間がかかることもありません。
汚部屋になると自力での片付けは困難なため、1日で片付けられるレベルのうちに気付くと、手間や費用をかけずにきれいな状態を目指せます。
探し物をする頻度が多い
物がどこにあるかわからず、常に探し物をしている状態の部屋はまだ軽度の汚部屋であるものの、解消するにはやや時間がかかります。物が散乱しており決まった収納場所にしまわれていないため、探し物をする頻度が高くなります。
いつも探し物をしており、なかなか見つけられない場合は、いずれ重度の汚部屋になりかねません。
探し物が見つからず、同じ物を買って後悔したという方もいるでしょう。収納場所に物を片付ける習慣をつけられれば、同じ物を買って後悔することはなくなります。
汚部屋になると自力での片付けは難しいため、探し物をする頻度が多くなったと感じたらできるだけ早めに掃除しておきましょう。
悪臭や害虫の被害がある
食べ物に関するごみが多い場合は害虫や悪臭が発生し、近隣住民への迷惑になることもあります。そのまま放置すると、近隣住民から苦情がくることもあるくらいです。
悪臭や害虫を放置すると健康被害につながることもあるため、早めに対処することが重要です。とくに食品は夏場に腐りやすく、悪臭が強烈になるので片付けの難易度が挙がってしまいます。
実際に悪臭や害虫の被害が出ている場合は、自力での片付けが難しいため、不用品回収業者へ依頼することも検討してみてください。
足の踏み場がなく歩きづらい
足の踏み場がないほど物が散乱している部屋は、重度の汚部屋と言える状態です。散乱した物をそのままにしておくと、割れ物を踏んだり火災の原因になったりするため、早めの対処が欠かせません。
煙草の吸い殻から発火した場合、足の踏み場がないほど物が散乱していると炎が燃え広がりやすくなります。安心して生活するのも困難になるので、足の踏み場がなく歩きづらい部屋は今すぐ片付けるべきです。
このレベルになると自力で片付けるのは困難なので、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
物のせいで開けられない扉がある
物が扉を塞いでいたり、詰め込みすぎて開けられなかったりすると、生活にも支障をきたすほど重度な汚部屋と言えます。本来の収納スペースを使えないので、上述した状態よりも掃除に時間がかかります。
掃除に時間がかかるとなかなか片付けに着手できず、汚部屋から抜け出せません。物のせいで開けられない扉がある場合は、床にも物が散乱している可能性があります。自力での片付けが難しいケースが多いため、一度不用品回収業者に相談してみてください。
汚部屋を自力で片付ける方法7ステップ
汚部屋の片付けを不用品回収業者に依頼するのもいいですが、費用が高額になることもあるため、可能な限り自分でおこなうとよいでしょう。汚部屋を自力で片付ける方法は、以下の7ステップです。
- 片付けの計画を立てる
- 必要な道具を揃える
- ごみの日を確認する
- 不要な物を捨てる
- 物を仕分ける
- 収納場所を決める
- 片付いた部屋を掃除する
それぞれチェックして、きれいな部屋を目指しましょう。
片付けの計画を立てる
まずは、ごみの種類や部屋のエリアごとに片付けの計画を立てましょう。
汚部屋を片付けるためには、詳細な目標や計画が大切です。計画を立てることで、いつどこまで片付ければいいのかが明確になります。計画的に片付けないと途中で挫折してしまうため、必ず事前に考えておきましょう。
種類ごとに片付ければ、仕分けや処分を効率的に進められます。エリアごとに片付ければ達成感を得られますが、仕分けや処分に時間がかかりやすいのがデメリットです。自分のモチベーションが下がらない方法を考えて、片付けの計画を立ててみてください。
必要な道具を揃える
必要な道具が手元にないと片付けが中断されるため、事前に揃えてお区ことが重要です。ごみを片付けるために必要な道具は、以下のとおりです。
- ごみ袋
- 軍手
- マスク
- 紐、ガムテープ
- 殺虫剤
- 掃除機、雑巾、バケツ、ボロ布、ブラシ
作業が中断されるとモチベーションが低下し、なかなか片付けができません。汚部屋を自力で片付けるには、まず必要な道具を揃えることが大切です。作業を中断しないためにも、片付ける前に必要な道具を揃えてみてください。
片付けのモチベーションが上がらない人は、道具から揃えてみるのもひとつの手です。実際に手元に揃えてみると、片付けに対する意欲が湧いてくることもあります。
ごみの日を確認する
地域やごみの種類によっては処分日まで日が空く場合があり、確認しておかないと部屋に置いたままになります。
片付けが終わっても部屋にごみを置いたままにしていては、きれいな状態を維持するのは難しいものです。ごみを置いたままだとモチベーションが低下し、汚部屋に逆戻りしてしまうかもしれません。
ごみ出しまでスムーズに終えられるように、処分日から逆算して作業を進めるとよいでしょう。処分日に合わせて計画を立てればごみ出しまで終えられるため、効率的に片付けられます。自力で片付けるためには、部屋にあるごみをいつ処分できるのかチェックしてみてください。
不要な物を捨てる
計画を立てて道具を揃えたら、読まない雑誌や着ない服は迷わず捨てましょう。明らかに不要な物から処分していくと、作業を進めやすくなります。現在使っておらず、今後も使う予定がない物は思い切って捨ててください。
可燃ごみや不燃ごみなど品目ごとに分けてまとめると、短時間で作業できます。作業の効率化を図るためには、一目見て仕分けできるように目印を付けておきましょう。迷った物は段ボールにまとめておくと、悩む時間を減らして作業時間を短縮できます。
汚部屋から抜け出すためには、不要な物を捨てることが重要です。迷わず処分して物を減らすことで、汚部屋の解消につながるでしょう。
物を仕分ける
不要な物を捨てたら、残った物からさらに分別しましょう。「今後も使う予定があるのか」を基準に考えると、仕分けやすくなるのでおすすめです。
すべて必要な物に分けると片付かないので、残った物からさらに仕分けして収納スペースにまとまるくらいに収めましょう。
収納スペース以上の物を残すと、そのときは片付けられてもまた散乱して汚部屋になってしまいます。収納スペースに入るくらいの量にすることで、今後汚部屋になる可能性を減らせます。
不要な物がまとまれば、自治体回収の日に捨てましょう。
収納場所を決める
収納場所がないと結局片付かず、また汚部屋になってしまいます。今まで散乱していた物の収納場所を決めて、毎回片付けられるようにしましょう。普段使わない季節の物は屋根裏やクローゼットの奥にしまうと、取り出すときに苦労しません。
日常的に使う物は収納の手間がかからないように、すぐ出せる場所にしまってください。それぞれの収納場所を決めて毎回同じ場所にしまうようにすれば、汚部屋になる可能性を減らせるでしょう。
片付けのときに迷わないためにも、ラベルを貼るのがおすすめです。ラベル通りに収納すれば、きれいな状態を維持できます。
片付いた部屋を掃除する
最後に物が片付いたら、部屋を掃除して完了です。高い場所から掃除すると下に落ちたホコリをまとめて片付けられるので、効率的に作業できます。
まずは棚や引き出しの上に乗っているホコリを落としてから、床の掃除に取りかかってみてください。片付いた部屋を掃除し、きれいな状態を維持しながら汚部屋になるリスクを減らしましょう。
自力で汚部屋を片付けるときの3つのポイント
自力で汚部屋を片付けるときのポイントは以下の3つです。
- スケジュールを決めて計画的に片付ける
- 使わない物は迷わず処分する
- 再利用できる物は売却する
ひとつずつ見ていきましょう。
スケジュールを決めて計画的に片付ける
片付けのスケジュールを決めて計画的に片付ければ、効率的に作業できます。汚部屋になっているのは片付けを後回しにした結果なので、事前に計画を立ててから作業しましょう。スケジュールを決めて小さい目標をクリアしていけば、片付けのハードルが下がります。
いつまでに片付けたいのか目標を決め、期限に間に合うようにエリアごとの片付けスケジュールを決めるのがおすすめです。一気に片付けようとするとうまくいかないため、必ずスケジュールを立ててから始めてみてください。
使わない物は迷わず処分する
片付けを完了させるためには、使わない物は迷わず処分することが大切です。「後から使うかも」と物を残しておくと、なかなか片付かなくなってしまいます。使わない物は迷わず処分することで、物が減って効率的に片付けられるでしょう。
今後使う予定がない物やしばらく使っていない物は、迷わず処分してください。使わない物を処分していかないと、汚部屋になってしまいます。使わないものを処分すれば汚部屋にならずに済み、きれいな状態を維持できるでしょう。
再利用できる物は売却する
まだ使える家具や動作に問題がない家電があれば、売却するのもおすすめです。使える物を捨てるのは抵抗があるかもしれませんが、売却すれば再利用できます。物によっては高値で売却できることもあるので、フリマアプリや買取業者に依頼してみましょう。
売却できれば、不用品回収業者に依頼する費用の元手にもなります。再利用できる物があれば、捨てずに売却してみてください。
汚部屋を自力で片付けられない人必見|不用品回収業者への依頼にかかる費用
不用品回収業者への依頼にかかる費用は、1R・1Kで3万円〜5万円程度必要です。不用品回収業者に依頼すると車両費や人件費がかかるため、費用が高くなります。一軒家すべて片付けを依頼すると、20万円以上かかることも少なくありません。
ごみの量が増えるほど料金が高くなりやすいため、費用を抑えたいのであれば事前にある程度片付けておくことをおすすめします。紙くずや布など手を出しやすい物から、事前に片付けておきましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、自力で片付けるよりも短時間できれいな状態を維持できます。汚部屋の片付け方がわからない人や、自力で片付ける時間を取れない人は、不用品回収業者に相談してみましょう。
汚部屋の片付けを不用品回収業者に依頼する3つのメリット
汚部屋の片付けを不用品回収業者に依頼するメリットは、以下の3つです。
- 最短で片付けられる
- 業者によっては買取りをおこなっている場合がある
- 片付け以外の作業も依頼できる
自力での片付けが難しい場合は、不用品回収業者へ依頼してみてください。
最短で片付けられる
業者によっては1日で片付けられることもあるので、自力でおこなうよりもスピード感のある作業が可能です。すぐに汚部屋を片付けたい場合や、自力でおこなう時間がない場合は依頼してみましょう。
自力では最後まで片付けられない場合もありますが、不用品回収業者に依頼すれば確実に作業を終えられます。時間がなく自分で片付けられない人は、不用品回収業者に依頼してみてください。
業者によっては買取りをおこなっている場合がある
業者によっては買取りをおこなっている場合があり、片付けの手間を減らせるのが魅力です。家具や家電の状態によっては高値で売却できる可能性もあり、その分費用を浮かせられるでしょう。
まだ使える家具や家電がある場合は、買取りをおこなっている不用品回収業者に依頼してみてください。買取に対応している不用品回収業者なら、リサイクルショップに行く必要がなく、片付けの手間を減らせます。
片付け以外の作業も依頼できる
不用品回収業者によっては、片付け以外にも害虫駆除やリフォームなどを依頼できる場合があります。汚部屋を解消するにあたって、不用品の処分以外に必要な作業がある場合におすすめです。
ごみ屋敷になっている場合、片付け以外の作業に対応している不用品回収業者に依頼すれば、部屋をきれいな状態に整えてくれるでしょう。自力での片付けが難しい場合は、ほかの作業にも対応できる不用品回収業者を探してみてください。
汚部屋の片付けを依頼するときの不用品回収業者の選び方4選
汚部屋の片付けを依頼するときの不用品回収業者の選び方は、以下の4つです。
- 必要な許可があるかを確認する
- プランがシンプルでわかりやすい
- 口コミや評価が高い
- ホームページに正しい情報が掲載されている
優良業者を選ぶためにしっかり押さえておきましょう。
必要な許可があるかを確認する
事業者が一般家庭のごみを片付けるためには、各自治体が発行している一般廃棄物収集運搬許可が必要です。一般廃棄物収集運搬許可がない業者は違法な状態で営業していることになるため、悪徳業者の可能性が考えられます。
一般廃棄物収集運搬許可は市町村から認可されており、自治体のホームページから確認できます。
ただし、許可を保持していなくても許可業者と提携してサービスを提供している場合は、問題ありません。トラブルに巻き込まれないためには、一般廃棄物収集運搬許可があるかどうかを確認することが大切です。
プランがシンプルでわかりやすい
片付けのプランがシンプルでわかりやすい業者を選べば、追加料金を請求されることは少ないでしょう。多くの不用品回収業者では、トラックの台数やスタッフの対応人数に応じて料金を設定しています。
一方で、プランが複雑でわかりにくい業者は、後から追加料金を請求されてトラブルに発展する可能性もあります。
優良業者を選ぶなら、プランのシンプルさを確認してみてください。一目見ただけでわかるプランを提示している不用品回収業者は、優良業者の可能性が高い傾向にあります。
口コミや評価が高い
実際に利用した人の口コミや評価の内容をチェックしておくと安心です。スタッフの対応や料金などを、口コミや評価から確認しておきましょう。スタッフの対応が丁寧でスピード感のある不用品回収業者なら、信頼して依頼できます。
不用品回収業者を選ぶときは、口コミや評価をチェックしてみてください。口コミや評価が高い不用品回収業者なら、優良業者である可能性が高い傾向にあります。
ホームページに正しい情報が掲載されている
不用品回収業者を選ぶときは、ホームページに会社の住所や概要が正しく記載されているか確認しておきましょう。悪徳業者はホームページに会社の情報を掲載していない場合もあるので、事前に確認しておけばトラブルに発展するリスクを減らせます。
汚部屋の片付けを依頼するときは、ホームページに情報を記載しているかどうかをチェックしてみてください。ホームページに掲載されている住所を検索して、実在する会社なのか調べておくのもおすすめです。
汚部屋にならずにきれいな状態を維持するコツ3選
汚部屋を片付けたとしても、その後も状態を維持しなければ意味がありません。きれいな状態を維持するために勤めることが大切です。
きれいな状態を維持する際は、以下3つのコツを意識してください。
- 物を増やしすぎない
- 1日の終わりに片付ける習慣をつける
- 定期的に部屋を片付ける
ひとつずつ解説します。
物を増やしすぎない
物を増やしすぎると、収納場所に収まらずに散乱してしまいます。きれいな状態を保つためには、収納場所に入るだけの物をキープし、不要な物があればその都度処分することが大切です。
新しい物を買った後は、不要な物がないか確認してみると物が増えすぎるのを防げます。汚部屋にしないためには、物を増やしすぎないことを意識しましょう。
1日の終わりに片付ける習慣をつける
1日の終わりに片付ける習慣をつければ、汚部屋になるレベルまで物が散乱することはないでしょう。その日1日で使った物だけなら量は多くないので、床が見えなくなるほど散乱することはほぼありません。
汚部屋は長期間に渡って形成されます。逆に言うと、毎日片付ける習慣をつければきれいな状態を保てるということです。
まとめて時間を作るよりも1日5分だけ片付けをするほうが簡単なので、ぜひ取り組んでみてください。
定期的に部屋を片付ける
1ヵ月に1回片付ける日を決めて習慣化しておくと、汚部屋になるリスクを抑えられます。習慣がない場合、物が散乱したまま生活してしまい片付けのタイミングを見失ってしまうことも少なくありません。
月に1回片付ける日を決めておけば、毎日片付けられなくてもきれいな状態を維持できるでしょう。汚部屋になる前に定期的に部屋を片付ける習慣を付けておくのがおすすめです。
汚部屋を片付ける方法 まとめ
汚部屋になるのは片付けの習慣がなく、物をそのまま放置してしまうためと言えます。床に物が散乱している状態を放置すると、少しずつごみが溢れて悪臭や害虫の原因になることもあります。
悪臭や害虫が発生すると近隣住民への迷惑にもなるため、できるだけ早く対処することが大切です。
自分ではどこから手をつければいいのかわからない汚部屋の片付けを依頼したい場合は「みらいへ」にご相談ください。「遺品整理みらいへ」では、不用品回収のほかにハウスクリーニングや解体もおこなっています。