コロナ後に不要となった飲食店のアクリル板はリサイクルされるのか?
2023年5月8日に五類感染症へと移行された新型コロナウィルス。
多くの飲食店では、飛沫対策として設置していたアクリル板を外していますが、プラスチック製のこの板は何処へ向かうのか? もしかして大量廃棄されてしまうのか?
と、そうならぬよう全国規模でリサイクル事業を展開すると、株式会社サティスファクトリーが発表しました。
同社ではアクリル板の再資源化事業を2023年5月から始めているとのことです。
新型コロナウィルス対策として、多くの飲食店で導入されていたアクリル板。
一定量を確保できれば資源としてリサイクルできるのですが、一つの事業者から出る量では回収効率が見合わず、これまで廃棄せざるを得ないケースが多発してきました。
この問題に取り組んだのが、事業者向けに廃棄物マネジメントを手掛けてきた株式会社サティスファクトリーです。
同社では、全国の廃棄物処理業者のネットワークを活用して、全国規模でのアクリル板リサイクル事業を展開。
アクリル板を廃棄しようとする事業者を複数まとめて回収するルートを構築し、材料商社と協議しながら再生原料の開発を進めています。
この事業には、ロイヤルホストや“てんや”を運営するロイヤルホールディングス株式会社も協力。
今後、全国の拠点から出るアクリル板の60%をリサイクルする目標を掲げており、さらには他のリサイクル資源の回収率を高めていくとのことです。
【参考】
株式会社サティスファクトリー(→link)