粗大ごみも即日買取&再利用へ 名古屋市と「おいくら」がリユース連携

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名古屋市は5月30日、ごみを削減するための取組として、110万人のユーザーが登録する「おいくら」と提携し、粗大ごみや家電ゴミになりそうな物品のリユース実証実験を始めると発表した。

廃棄物の削減と循環型社会の形成を目指し、本日30日から発表と同時にサービスをスタートさせている。

名古屋市おいくら
名古屋市役所本庁舎

循環型社会の実現を目指す名古屋市では、かねてから3R運動を浸透させるため、粗大ごみの家具を展示販売したり、市民向けの定期講座などを開いてきた。

しかし、リユース市場は規模が拡大するだけでなく、流通や引取品の種類なども多様化しており、名古屋市だけで対応するのは現実的に難しい。

一方、マーケットエンタープライズが提供する「おいくら」では、不要になった物を全国の加盟リサイクルショップを相手に買取価格の査定をすることができ、手軽に売却もできることから利用者が110万人を超える人気のサービスとなっていた。

そこで名古屋市では、今後、さらなる拡大を見込むリユース活動において、こうしたプラットフォームの導入が必須と判断。

「おいくら」を使えば、わざわざ粗大ゴミの納付券を買う必要もなく、自宅まで出張買取に来てくれるため売却が容易になり、最短で買取を依頼した当日に受け渡しが可能になるという。

具体的には名古屋市のホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、そこから申し込めば、不用品が複数あっても一括査定をしてもらえる。

市では、こうした取組により市民の意識が変化し、不必要な廃棄品が減少することを見込んでいる。

人口231万人の同市でこうした取組が成功すれば、全国の自治体へ拡大していく大きな契機となるかもしれない。

【参考】
名古屋市(→link
「おいくら」自治体向けウェブサイト(→link
マーケットエンタープライズ ウェブサイト(→link

 

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Posted by バケツ君