ごみの中から1,000万円問題~持ち主確定できないまま本日が返却最終日となる
2023年1月30日に札幌で回収されたごみの中から発見された1,000万円について、落とし主が確定されないまま、本日4月30日、返却の最終日を迎えます。
もしも落とし主が特定されなければ、この1,000万円はどうなってしまうのでしょうか?
問題の紙幣1,000枚が見つかったのは本年1月30日。
主に札幌市西区や手稲区のごみを集める施設(札幌市北区)で、作業員が見つけ、すぐに北海道警察北警察署へ届け出られました。
それから約1ヶ月の間に8名の住民から「持ち主である」という名乗りがあり、さらには4月29日までに追加で6件、合計で14件もの申し出がありながら、落とし主の特定にまでは至っておりません。
お札については「どんな状態で集積されたのか?例えばどんな帯がついていたのか?」ということが秘匿の上で保管されていて、持ち主だと名乗る人物が現れたときは質問するなどして、持ち主かどうかの見極めを送っているようです。
そうして迎えた本日4月30日が返却の最終日。
特定できなかった場合はどうなるか?
民法の規定により、取得から3ヶ月後までに落とし主が現れなかった場合、拾った者のお金となりますが、そうなると最初に見つけた回収施設の作業員に渡りそうな気もします。
しかし、この回収員も札幌市の委託を受けた上での作業であり、そもそも回収されたお札が同市の施設内にあったことから、4月30日までに所有者が現れなければ、1,000万円は札幌市のものとなります。
気になるのは、1,000万円の持ち主では無かったのに「私のお金かもしれない」と名乗り出た14名の方でしょうか。
警察という機関に対し、結果的に虚偽の申告となってしまったわけですが、こうした行為に対して何かお咎めがあったりはしないとのことです。だからといって闇雲に申し出るのも良くないとは思いますが……。
真の持ち主は見つかるか見つからないか。
明日の札幌市の発表を待ちたいですね。
【参考】
テレ朝news(→link)
北海道ニュースUHB(→link)