廃棄米を原料にした「お米の器」は実際にどう作られている?
食べられなくなった古米や破砕米など、廃棄されてしまう米を原料にして作る「お米の器」がDOORS LIVING PRODUTSから提供されています。
tsùgiシリーズと名付けられた、シンプルでオシャレな食器。
ボウルやライスボウルが660円、プレートが660~880円など、手頃な価格で入手できますが、一体どのような工程を経て作られているかご想像つきますでしょうか?
米を餅のようについて練って成形する――のではなく、いったんプラスチックの原料とします。
下の画像をご覧ください。
「お米」と「プラスチック(石油由来の樹脂)」と混ぜ、「ライスレジン」という原料にしてから器のカタチに加工するんですね。
お米の含有量が最大70%となり、本来だったら廃棄される原料が再利用されるわけです。
お米とプラスチックを混ぜ、金型を使ってライスレジンとなる、その工程が以下の画像。
百聞は一見にしかず、連続写真をご覧ください。
原料ができれば、あとはお皿を成形するのみ!
お米とプラスチック、あるいは廃木材など。
リサイクルから新たな価値を産み出す作業は、消費者も作り手も満足度の高い、素晴らしい試みですよね。
DOORS LIVING PRODUTSの「お米の器」は、たとえ不合格品が出ても廃棄されず、あらためて粉砕→液状にしてから再び型へ流し込み、もう一度原料として帰ってきます。
食卓に一枚、いかがでしょうか。
【参考】
DOORS LIVING PRODUCTS tsugi ライスボウル(→link)
PR TIMES(→link)