グンゼがリサイクル100%のサーキュラーファクトリー(資源循環型工場)を竣工
グンゼ株式会社は4月18日、プラスチックフィルム事業を支える守山工場をサーキュラーファクトリー(資源循環型工場)に転換して竣工します。
消費者には下着や靴下などの衣料品メーカーとして知られる同社ですが、ペットボトル飲料水のフィルムなども手掛けていて、将来的にリサイクル100%かつプラスチック廃材をゼロにする工場を実現する計画です。
グンゼ株式会社では、1962年にプラスチック事業を始め、1968年に守山工場を設立。
その後、ラベル用のプラスチックフィルムなどの製造を進めるなどして同事業を展開し、2019年12月には「プラスチック資源循環基本方針」を制定しました。
方針によると、2027年までにプラスチック原料の50%をリサイクルやバイオマスなどから用いたものとし、2030年にはその割合を100%まで引き上げる予定。
約94億円の予算を投じて建設された最新鋭の工場で、プラスチック事業は引き継がれ、回収したフィルムをリサイクルする技術も取り入れながら、将来的にプラスチックの廃材を一切出さない方針とのことです。
【参考】
グンゼ株式会社(→link)