学校給食から出る生ゴミで発電 給食センターの処理コストは3割減 天童市

2023年4月13日ニュース

小中学校の給食で出る生ゴミを発電資源として活用し、二酸化炭素の排出量を減らす試みが山形県天童市で4月11日から始まりました。

学校給食で発電
画像はイメージです

2022年2月に「ゼロカーボンシティ」を宣言した山形県天童市では、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を立てています。

その一環として学校給食の調理過程や食べ残しで出る生ゴミをバイオガス発電で活用する取組が4月11日から始まりました。

市内小中学校5,400人分の給食を作っている天童市学校給食センターでは一日約140キロの廃棄物を排出。

それに各校での食べ残しなどを合わせた生ゴミが市内の回収業者「天童環境」に渡され、発電事業の資源として利用される仕組みとなっています。

これまで全て焼却処分していた生ゴミがバイオガス発電事業に回されると、給食センターにおける廃棄物の処理費用が3割削減され、同市では今後も改善を進めていくとのことです。

なお、天童市学校給食センターでは「旬の食材や地場産物、天然だしを活用しながら子どもたちが笑顔でおいしく給食を食べてもらえる」ように工夫をしており、献立はFacebookなどでも配信されています(→link)。

以下の給食だよりはその一部。

回収の始まった11日のメニューは

・ごはん
・牛乳
・ワンタンスープ
・味噌とんかつ
・ごまネーズサラダ

でした。

2023年3月のメニュー/天童市給食だより(同公式サイトより引用)

【参考】
天童市学校給食センター(→link
天童市学校給食センターFacebook(→link

 

2023年4月13日ニュース

Posted by バケツ君