中古スマホのリユース作業もAIにお任せ 完全再生マシンを開発
株式会社CDRエコムーブメントは7日、中古スマートフォンの動作を検査して再生化させ、リユース商品として流通させるための作業ロボットを開発したと発表しました。
AIによる画像認識技術が使われていて、人の目では追いつかなくなってきていた作業にも対応できるとしています。
昨今、スマートフォン市場の急拡大に伴い、端末の種類や機能は、以前と比較にならないほど複雑化。
不要になったスマホが買取ショップへ持ち込まれても、あまりに複雑なため人の目(手)では正確に測ることができず、担当者によって大きなバラつきが出ることが問題になっていました。
そこで株式会社CDRエコムーブメントが開発したのが『C-DreAm(シードリーム)』と呼ばれるロボットです。
持ち込まれた中古端末はどんな機種なのか。
個人データは残されているのか。
数多の機能は正常動作するか。
外観の傷みやヨゴレの程度はいかほどか。
といった検索項目を自動で行い、1日22時間の稼働で最大880台もの中古スマートフォンを自動で再商品化することができるといいます。
外観の確認には、最近話題のAIも組み込まれていて、同社独自の画像認識システムを導入。
例えばスマホのコネクタまで確認することができ、仮に将来的に新たな端子が出てきても、認識システムで問題なく対応できるとのことです。
最近のスマホは非常に高騰化していて、例えばiPhoneの新作ともなりますと、10~15万円するのはざら。
よって中古市場も過熱化していて、端末だけ購入して、SIMカードを入れ替えるユーザーも少なくありません。
リユーススマホは、まだまだ需要の途絶えない大きな市場。
AI技術を搭載し、1日22時間で880台もの再商品化作業をこなすという『C-DreAm(シードリーム)』の発売は2023年8月からだとか。
【参考】
株式会社CDRエコムーブメント(→link)