廃坑なのに神殿のよう 宮谷石切場跡と三国湊でバスツアー開催

2023年4月13日ニュース

地元の人は誰も近づかない“廃坑”だったのに、今では「まるで地下宮殿ではないか!」とSNSでも話題。

福井県の宮谷石切場跡(みやだにいしきりばあと)と、北前船の寄港地として栄えた三国湊を回る2泊3日のツアーを、地元のリゾートホテル「休暇村越前三国」が実施します。

日時は2023年5月22日から。興味をお持ちの方は、初夏の旅行候補にどうぞ。

宮谷石切場跡とはなんぞや?

説明をご覧いただくより、まずは一枚の写真をご覧ください。

宮谷石切場跡

只事ではない大きさなのは、右下に映る人物からもご想像できるでしょう。

推定高さ8~10mはありそうな、こちらは福井県あらわ市にある宮谷石切場跡。

火山灰が固まった岩凝灰岩(ぎょうかいがん)が豊富にあり、火に強く加工もしやすいことから、かつては住宅の基礎石や屋根石などに重宝されていました。

しかし、戦後になってセメントが普及すると、需要も激減し、やがて廃坑へ。

そもそもは明治20年(1887年)に始まっていただけに歴史は古く、それが雰囲気を醸し出してSNSでは「地下宮殿だ!」と話題となりました。

これは思わず行ってみたくなりませんか?

と思いきや……

坑道入口とか、ちょっと……いや、結構怖い!

廃墟や廃坑は許可の問題もあって、なかなか自分一人では出向けないでしょう。

そこで地元のリゾートホテル「休暇村越前三国」さんが実施するのがこちらの石切場と三国湊を回るツアー。

北海道からの積荷を運んでいた北前船の著名な寄港地として知られる三国湊も一緒に楽しめるということもあり、遠方から当地を訪れたい観光客にはありがたい内容となっています。

日時:5月23日から2泊3日
料金:42,000円(2泊5食)
募集人数:20名
コース内容:
1日目:各自チェックイン・夕食
2日目:朝食後休暇村出発→きたまえ通り・旧森田銀行・岸名家などを散策→昼食→金津創作の森見学→宮谷石切場跡~山頂・雨乞堂・ガイド付きウォーキング→休暇村帰着 夕食 ※歩行距離 約2km
3日目:朝食後各自チェックアウト

それにしても、映画に出てきそうなスポットですよね。

ツアーで同時に回る三国湊もかなり風情のある場所でして。

いかがでしょう?

春から初夏にかけて、風が気持ち良い季節に訪問するには最高のロケーションではありませんか。

日本の侘び寂びと、RPGのような神秘が絶妙に混ざりあった世界観はインバウンドでも人気になりそうで。

ご興味をお持ちの方はホテルへお問い合わせしてみてください(→HPはこちら/電話は0776-82-7400)。

以下に一応、GoogleMapも貼り付けておきます。

【参考】
休暇村越前三国(→link

 

2023年4月13日ニュース

Posted by バケツ君