南三陸の海で育てた「海中熟成ワイン」売上の一部を環境保全へ
沈没船から引き上げられたワインはなぜだか美味い、もう一杯♪
というのもあながち冗談ではなく、南三陸の海中で熟成させたワインを販売し、売上金の一部を環境保全へ投じる取組が本日11月10日より始まりました。
この企画に取り組んでいるのは「南三陸ワイナリー」。
2017年4月に同地域の協力隊で始まり、2020年10月に海の見えるワイナリーをオープンさせ、今回は、宮城海ごみプロジェクト実行委員会とのコラボで「海中熟成ワイン」を製作・販売することになりました。
海で熟成とは、耳慣れない方のほうが多いでしょう。
いったいどんな効果があるのだろう。そもそも誰がこんな試みを始めたのか?
そんな疑問が湧いてくると思われますが、驚くなかれ、そもそも「海中熟成ワイン」は
【沈没船から引き揚げたワインを飲んでみたら思いのほか美味しかった】
ことから、逆転の発想でワインを瓶ごと海中へ沈む試みが始まり、今では定番になりつつある手法でもあります。
光が強く届かないところで一定の温度に保たれ、なおかつ海中を漂うことにより生じる微妙な振動が通常の育成環境下よりも熟成を進めさせると考えられています。
今回、南三陸ワイナリーでは、宮城海ごみプロジェクト実行委員会とコラボして「MERLOT 2020(赤・辛口)」と「CHARDONNAY 2021(白・辛口)」という二種類を販売。
公式サイト(→link)でも販売をしており、売上金の一部が海洋環境保全に回されます。
【参考】
南三陸ワイナリー(→link)