まだ使える粗大ごみをメルカリに!兵庫県西宮市が出品を始める
売るのも買うのもスマホで簡単――。
圧倒的な使いやすさから利用者が増える一方の「メルカリ」に自治体が回収した粗大ゴミが出品され、既に落札される商品も出るなど話題になっています。
出品者は兵庫県西宮市。
年間12万件もの粗大ごみ回収を行っている同市では、家具やレジャー用品など、まだ使える商品を選別し、10月24日から出品を始めました。
手始めに出されたのはソファやキャリーバッグ、クリスマスツリーやタンスなどで価格帯は500円から2000円のものが計12点。
11月7日現在、すでに7点が落札され、残る5点も時間の問題かもしれません(→link)。
今回、出品に踏み切ったのは、市民へのリユース意識を広めるためであり、今後も常時12点を出品しながら、将来的には粗大ゴミの削減が狙い。
同市では年間10万点を超える粗大ゴミの回収量があり、申込みが多い季節になると申込みから回収まで一ヶ月以上を要し、その人件費もかさんでいるとのことです。
メルカリを利用する自治体としては全国で3例目で、西宮市では他のリユース・リサイクルサービスなどとも提携しながら、同時にオンラインサービス利用方法の告知を広げるなどして、さらなる粗大ゴミの削減に務めています。
なお、出品物の郵送は行われないため、落札後は「西宮市環境事業部庁舎」まで引き取りに行くことが条件。
詳細については以下の連絡先までお問い合わせください。
西宮市環境局環境事業部美化企画課
住所:兵庫県西宮市西宮浜3丁目8
電話:0798-35-8653