ごみ屋敷は全国に何軒あるのか?環境省が調査を開始する
自宅の敷地内に大量のゴミが放置され、近隣住民とのトラブルが社会問題となっているゴミ屋敷。
いったい全国で何軒ほどあるのだろう?と疑問に思ったことはありませんか。
環境省では本年9月よりその調査を始めたと東京新聞(→link)や産経新聞(→link)などの各紙で報じられました。
ゴミ屋敷については、高齢化や経済的困窮といった要因で増加傾向にあると目されながら、自治体でも確たる対処法がなく、今後の重要課題とされてきました。
そこで環境省では、全国各地で件数調査を行うと同時に情報を集め、今後の問題解決に向けての課題取りまとめを実施。
将来的に住人の自立支援に結びつけるとしています。
なお、2017年の調査報告では、全国の1,739市区町村のうち、「ゴミ屋敷があると認識している」と答えたのが594市区町村(34.2%)で、「ゴミ屋敷があると認識してない」との回答が1,145市区町村(65.8%)となっていて、上位5つの都道府県は以下の通りです。
・広島県(56.5%)
・埼玉県(56.5%)
・愛媛県(56.0%)
・東京都(53.2%)
・茨城県(52.3%)
上記の数値は、あくまで「認識している自治体が県内で何%あるか?」という割合ですので、広島県と埼玉県にゴミ屋敷が多いというわけではありません。
むしろ住人にきちんと目を配らせている、あるいは近隣住人からの訴えを得ていると見ることもできましょう。
ゴミ屋敷は、悪臭や害虫だけでなく、家屋の崩落や火災の発生など、物理的にも非常に危険ですから、一刻も早く全国で件数を把握し、対処法を考えねばなりません。
なお株式会社タイヨーでも、大量ゴミのお片付け相談に乗らせていただいてます。
創業70年、年間取扱件数6,500件を超えて、個人の皆様では得難い知見も持ち合わせておりますので、よろしければお気軽にご相談ください。
【参考】平成29年度 「ごみ屋敷」に関する調査 報告書 – 環境省(→link)