世界初!食品廃棄物と再生紙の茶室「ベネチ庵」および「アラビ庵」が斬新すぎる
茶室といえば、千利休による侘び寂びを凝らした質素な作りをイメージするだろうか。
しかし今回ドイツのiFデザインアワードで最優秀賞のゴールドアワードを受賞した「ベネチ庵」および「アラビ庵」は茶室のイメージを根底から覆すような斬新なデザイン。
しかも素材に使われているのが食品廃棄物と再生紙というのだから二度三度の驚き。
百聞は一見にしかずでご覧あれ。

「ベネチ庵」および「アラビ庵」は株式会社三菱地所設計がドバイデザインウィークに出展した茶室兼家具のパビリオン。
茶がらやドライフルーツなど地域特性のある食品廃棄物が用いられ、構造物の柱を成す角紙管は紙製品や乾燥剤の製造を行う日本化工機材株式会社が再生紙から作ったものである。
それが世界三大デザイン賞の一つに数えられるiFデザイン賞で、10,000作品を超える応募の中から75作品の一つに選ばれた。
素材や見た目のインパクトもさることながら、小さな建材からなる茶室は分解してスーツケースに収めて運ぶことができる。
まさにアートという他ないこの茶室。
今後はオンライン上でNFT化して、所有希望者へ提供するとのこと。
【参考】
株式会社三菱地所設計(→link)
日本化工機材株式会社(→link)