エコな商品を選びたい人が7割いても追加コストは難しいという人が約半数の現実
SDG’sの認知と共に環境問題への取組が積極的に導入されつつある日本。
実際のところ皆んなどう思っているのか?
4月22日のアースデイに向け、データコム株式会社が20~60代の男女を対象に行った環境アンケートの結果を発表した。
まず最初の質問はこちら。
◆普段、環境問題について考えることはあるか?
「たまに」は決して積極的ではないにせよ「考える」ことに変わりはなく、「考えない」を上回る50%超えの結果になった。
では身近に感じている環境問題はあるか?
実際、身の回りで自分が「環境に悪影響を及ぼしうる行動」は何が思い浮かぶか?
圧倒的に多かったのが「食品ロス」である。
毎日誰しも食事に関わる以上、自然と考えてしまう項目でもあり、誰もがたまにはゴハンやオカズを残してしまうことがあろうから、1位に来て相応しい回答にも感じる。
それ以外は主に包装や容器。
ほとんどの人が自然と環境問題について考えているようにも思えてくるが、実際に、そうした企業の商品やサービスを使いたいと思っているのか?と聞いてみると……。
実に70%を超える人々がその意識をお持ちだということがわかった。
ただし、そこにはもちろん障壁がある。
コストである。
環境のために誰かがコスト負担をせねばならないときがある。
実際に自分が支払うとなればい、いくらまで上乗せできるか?その回答は……。
約半数に迫る43.1%の人が0円。
「50円まで」という人と合わせると71.1%という圧倒的多数となってしまった。
しかし、逆転の発想をすれば、半数以上の人は環境問題のためなら自分がいくらか支払うことも肯定的に捉えているということである。
先々、望みがないわけではない、と言えそうだ。
【参考】
データコム株式会社(→link)