再生プラスチックで作られた側溝の蓋「グレーチング」は水害に強い!愛知県の認定も

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ゴミや枝葉が入って排水機能の低下を防ぐために設置されている側溝の蓋は「グレーチング」と呼ばれる。

一般的には金属製をイメージされる方が多いはずだが、名古屋市の株式会社保全コーポレーションでは再生プラスチックを用いたグレーチングの開発に成功。

2025年3月31日付けで愛知県のリサイクル資材評価制度「あいくる材」の認定を受けると発表した。

中央部分が盛り上がりハット型になっているこの「リプラグレーチング」は、株式会社保全コーポレーションが数年かけて開発。

ポリエチレンにカーボンブラックを混入することで、日光や雨などに対する耐候性を高めており、名古屋市工業研究所にて行われた1000時間の試験でも強度は低下しなかった。

メタル製に比べてコストも大幅に削減。

開口部の大きさは20mm✕20mmのため自然の枝葉やゴミなどが側溝に入ることを防ぎ、すでに大型の公園や高速道路、山間部などで使用されている。

突発的な雨量の増大や側溝での清掃員減少など、排水問題の対策は急務とされているとして、同社では「災害対策においてご検討いただければ幸い」と述べている。

【参考】
株式会社保全コーポレーション(→link

 

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Posted by バケツ君