再資源化が困難だったユニットバスのFRPでマテリアルリサイクルを開始:LIXIL
住宅設備や建築材料などの最大手である株式会社LIXILで、ユニットバスの浴槽や床などに使われるFRP(繊維強化プラスチック)のマテリアルリサイクルを2025年1月から始めている。
防水性や耐久性に優れたFRPは浴槽などの素材として広く普及しているが、もともと熱硬化性樹脂やガラス繊維等を組み合わせた素材のため分離するリサイクルには適さない。
結果、サーマルリサイクルとして多くが燃焼されてきた。
そこでLIXILでは、再資源化事業計画認定企業である宏幸と提携。
筑波工場から排出される廃FRPを、すべてマテリアルリサイクルしていくという。
これにより、浴室工場全体での廃棄物は86.2%が再資源化されることになる。
LIXILでは環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げており、2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指している。
【参考】
LIXIL(→link)