ハラスメントを認知させるには研修よりも漫画がいい?コミックラーニングとは?
小学生向けの科学や歴史を学ぶ、学研の学習まんがだったり。
紫式部の『源氏物語』を少女漫画のタッチで描いた『あさきゆめみし』だったり。
日本人は幼少期から「マンガで物事を学ぶ」という機会に恵まれているせいか、大人になってもそれは効果的なようで、社員研修などに応用させているサービスがある。
『コミックラーニング』だ。
まずは以下のイラストをご覧いただきたい。
こちらの漫画の各コマは、TREホールディングス株式会社という上場企業が『コミックラーニング』に依頼をした際に製作された研修マンガで、いずれも内容は「ハラスメント」に関するもの。
TREホールディングスでは、通常の研修ではなくスタッフ一人一人に読ませるため、『コミックラーニング』を提供するパーソルイノベーション株式会社に発注したという。
なぜ、マンガなどにまとめたのか? 効果はあるのか?
というと、漫画であればスタッフ個人のスマホから読むこともでき、マンネリ化しがちな研修と違って、自分のこととして受け止めることもできる――というのが同社の狙いだ。
TREホールディングスは主にリサイクル事業や廃棄物処理を行う事業者であり、社員数は約2,500名。
もしも研修を行うとなれば、金銭面から見ても物理面から見てもシフト面から見ても大きな負担となるが、スマホで読める漫画ならば、効果も期待できて多くの負担がほぼ軽減される。
現在、『コミックラーニング』のユーザー数は110万人を突破しているという。
社員研修について頭を抱えている経営陣の皆様は、一度予算を検討してもよいかもしれない。
【参考】
パーソルイノベーション株式会社(→link)
TREホールディングス株式会社(→link)