世界初!錠剤を包むPTPシートの廃棄物を70%削減 リサイクルも実現
主に錠剤などの医薬品を包むPTPシート。
そこから生じる廃棄物を従来比で70%も削減可能とした「エコスクラップ技術」がCKD株式会社(愛知県小牧市)で開発され、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(山形県東根市)との連携により、世界で初めて実用化されるという。
我々が薬局で受け取る錠剤は主にPTPシートと呼ばれるプラスチックとアルミで組み合わされた使い捨ての容器に入っている。
プラスチックを押せば一粒ずつ取り出せる――非常に便利な構造となっているが、その製作過程においては、シートを繋ぎ止めるために余分な端材が出ていた。
しかし、CKD株式会社が開発した「エコスクラップ技術」であれば、その余分な部分を削減することができ、結果的にPTPシートの廃材を70%削減できるという。
CKD株式会社と連携しているベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社では、今後、この技術を活用していく。
なお、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社では、PTPシートそのものをリサイクルする事業にも取り組んでおり、今月からスタート。
年間30トンがリサイクルで再生され、焼却処理のときと比べて約94%のCO2削減にも貢献しているという。
【参考】
CKD株式会社(→link)
ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(→link)