ゴミ収集を効率よく行うためのデジタル技術「WOOMS」仙台でも実証実験スタート
より適切な分量のゴミを積むにはどのルートを回ればよいか?
効率的な収集作業により、ゴミ収集車の出動回数を減らすには、どうすればよいか?
そうした現場での作業効率を改善させる小田急電鉄のシステム「WOOMS(ウームス)」が、8月1日から宮城県仙台市で実証実験を始める。
「WOOMS」とは、家庭ごみの収集データや車両走行データを管理して、その日の最適ルートを作成するデジタル技術のこと。
例えば想定よりゴミが少なかった場合、あるいは多かった場合に応じ、近隣を走るゴミ収集車が応援に向かったり来てもらうことで、何度も往復するような無駄を減らすことができるという。
2020年から先行して実証実験を行っていた神奈川県座間市では、
・各作業車の平均積載量は約5%増加
・運搬回数は19%も削減
という成績をあげている。
その結果、収集に余力のできた同市では、可燃ごみだった剪定枝を別回収することにより「バイオマス燃料」にすることができ、焼却量の低減につなげているという。
仙台市ではこのWOOMSの実証実験を来年の2月28日まで実施。
WOOMSを運用している小田急電鉄では、全国の自治体に向け電話からの問い合わせを呼びかけている。
連絡先は以下の通り。
◆小田急電鉄株式会社(デジタル事業創造部 正木)
電話:080-9294-8108
【参考】
小田急WOOMS(→link)