使用済みプラスチックをリサイクルしてアンモニア燃料を製造「Truck to Ship方式」で船舶に供給
使用済みプラスチックをリサイクルして製造したアンモニア燃料を船舶に供給する取組を株式会社レゾナックが始めた。
タンクローリーからフレキシブルホースを使って船舶へ燃料を送る「Truck to Ship方式」を用いてアンモニアを供給するのは世界初とのことだ。
今回、アンモニア燃料を供給されたのは日本郵船株式会社のタグボート。
横浜の本牧ふ頭で実施され、同船は8月下旬に竣工予定となっている。
燃料に使われたアンモニアは、一般家庭や企業から出される使用済みプラスチックを原料の一部に使用しており、製造過程でも化石燃料は使わず、80%強のCO2削減に成功。
こうして作られたアンモニア燃料は、燃焼しても二酸化炭素が出ず、次世代燃料として期待されており、今後の動向が注目されている。
レゾナックでは、1931年に川崎事業所でアンモニア生産に成功して以来、90年以上にわたって供給。
そのノウハウを活かして、今後も低炭素アンモニアの安定供給に貢献したいとしている。
【参考】
株式会社レゾナック(→link)