学研が自社の返品本でクローズドリサイクル『学研の図鑑LIVE 動物 新版』を発売
主に児童向けの書籍や雑誌を販売する学研グループのGakkenでは、返品された自社の本を段ボールとしてリサイクルし、新たに販売される商品に利用していく。
2024年からの取組で、今後、年間で180トンの回収量になる予定とのことだ。
出版社では通常、取次会社を通じて全国の書店に本を配布。
各書店にて一定期間の販売を終えると、再び取次会社を通じて出版社に本が返品され、各社の倉庫で保管される。
返品された本はあらためて読者から注文が入らないと裁断されるのが一般的だが、Gakkenではその際、国際紙パルプ商事株式会社と加賀製紙株式会社と協業して、返品本をクローズドリサイクルこととした。
その第一弾となったのが『学研の図鑑LIVE 動物 新版』(6月27日発売→amazon)で、表紙中芯のチップボールに古紙が使われているという。
今後、同社では、本文用紙への利用も拡大させていく予定とのことで、資源の有効利用をさらに進めていくとのこと。
【参考】
Gakken(→link)