入れ歯が世界の子供を救う~どうせ捨てるなら寄付してみませんか
リサイクルと言えば、ペットボトルや空き缶、古紙や段ボールなどを思い浮かべる皆さま。
今回はそこに一つ品目を加えていただけないでしょうか。
それは何か?
って、ずばり「入れ歯」です。
『はぁ?何言っとんじゃ?』と驚くなかれ。
不要になった入れ歯から金属部分を取り出し、ユニセフを通じて、世界の恵まれない子どもたちに支援しているNPO法人さんがいるのです。
その名も「日本入れ歯リサイクル協会(→link)」です。
「入れ歯なんて送ったって、大した支援にならんだろ?」
と、お考えの方も多いかもしれません。
かくいう僕も当初はそう感じてしまいましたが、同団体のサイトを確認して驚きに変わりました。
以下のように、入れ歯一つでかなりのリサイクル効果があるのです(平均値です)。
◆寒さから身を守るための毛布……7枚
◆10リットルの貯水容器……9個
◆HIV簡易検査セット……29セット
◆マラリアから身を守るための殺虫剤処理済の蚊帳……4張り
◆予防接種のための使い捨て注射器……350本
◆勉強するためのノートと鉛筆……46人分
彼らの命を守る医療・日用品から勉学に役立てるための道具まで。
入れ歯一つでこれほどの援助になるなら、送ってみても良いと思えるのでは?
ただし、リサイクルできるのは金属部分に限られるため、そうでない入れ歯は回収できません。
それでも『ゴミでしか無い……』と思っていたであろうものが世界を救うなんて痛快だとは思いませんか。
では、いざ送ろうと思ったらどうすべきか?
すでに全国の自治体に数多の回収ボックスが置かれていますので、よろしければこちら(→link)をお調べください。
もしもお近くに無ければ、宅配便での送付も受け付けています(→link)。