国内初!鉄骨とコンクリート製の構造部材を新築の建物へリユース:大林組
ゼネコン大手の大林組で、建物を解体した後に出てくる鉄骨やコンクリート製の構造部材を、新築の建造物にリユースする取組が始まった。
鉄骨やコンクリートをリサイクルに回すのではなく、リユースとしてそのまま用いる取組は国内初だという。
大林組によると、これまでも建物の構造体をリユースする取組はあったが、柱や梁の位置、あるいは形状が大きく変わらないことが前提となり、設計上の制約があった。
今回の取組では、鉄骨部材やコンクリートを切断・加工することにより、そのままリユースできるようにする。
木造建築では、建物の解体後に木材をリユースする例は珍しくなかったが、鉄骨やコンクリートでリユースに取り組むのは、国内では初とのこと。
結果、自由度が高くなるだけでなく、リサイクル材を利用するときよりもCO2排出量も抑制することができるそうだ。
その削減量は約49%を見込んでいるという。
【参考】
大林組(→link)