CO2を出さない廃石膏ボードの水平リサイクルに成功!三重県の株式会社GYXUS
世界中で使用されている建材の石膏ボード。
取扱いやすく便利なため2023年には約150億㎡の利用も報告されているが、一方で問題なのが建物を解体したときに出てくる廃石膏ボードである。
日本では2050年に300万トンを超える排出が予測されていて、今のままではその大半が埋立処分場で最終処分される観測だという。
これをどうにかしてリサイクルできないか?と取り組んだのが三重県の株式会社GYXUS(ジクサス)だ。
通常、石膏ボードの水平リサイクルには、石膏の結晶を肥大化させる工程が必要となり、その前処理の段階でどうしてもCO2が発生していた。
株式会社GYXUSが開発した製法では、その前処理工程が不要となり、CO2を全く伴わない水平リサイクルができるという。
今後、廃石膏ボードをリサイクルに回して輸入を抑制することができれば、掘削や船舶輸送によるCO2の発生も抑えられて一石二鳥。
同社では2025年春を目処に、水平リサイクル商品の利用を始めるとのことで、今後、積極利用するユーザー会員を募っていく。
【参考】
株式会社GYXUS(→link)