JRや私鉄7社が磁気乗車券をQRコードの切符に切り替え~2026年度末から順次導入
JR東日本をはじめ首都圏の私鉄七社(京成、京急、新京成、西武、東京モノレール、東武、北総)は29日、2026年度末以降から磁気乗車券(従来の切符)をQRコードを印刷した切符に変更していくと発表した。
磁気乗車券に用いられる用紙は金属が含まれているため、リサイクルするためには磁気層を分離・廃棄しなければならない。
しかしQRコードならばそうした特性は不要になり、環境負荷の低い用紙に変更ができる。
また、これまでの改札機のように切符が詰まる事例は原則無くなり、利用者へのストレスが軽減。
QRコードで読み取った情報は八社がサーバーを共用するため、各社の管理コストも減ることになる。
JRによると、2007年に35%だった磁気乗車券(従来の切符)の利用者は、現在5~10%にまで減っていて、ほとんどはSuicaやPASMOなどのICカードを利用しているという。
いずれ100%になる時代もそう遠くはないかもしれない。
【参考】
東日本旅客鉄道(→link)