星野リゾートが「持続可能な航空燃料(SAF)」のため廃食用油の提供をスタート
国内外に宿泊施設を展開する星野リゾートは17日、同施設で生じる廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF)のために提供すると発表した。
星野リゾートから出された廃食用油は、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと協力して、持続可能な飛行機の燃料SAFとなる。
SAFとは、廃食用油やバイオマスなどから作られる航空燃料のことで、従来の原油と比べてCO2の排出量を大幅に削減することが可能。
そのため各方面で再資源化の取組が進んでいる。
国内外に69の施設を運営する人気の星野リゾートでは、まず「OMO関西空港(おも)by 星野リゾート」から廃食用油を提供することをスタート。
同施設は、関西国際空港から1駅のりんくうタウン駅に位置するエアポートホテルであり、運び出された廃食用油は日揮ホールディングスなどの協力を経て、飛行機の燃料となる。
星野リゾートでは、今後、他の国内施設でも廃食用油の提供を拡大させていくことを予定しており、「SDGsの目標12(つくる責任 つかう責任)、目標13(気候変動に具体的な対策を)、目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)に寄与する」ことを目指すという。
なお、同社は前身となる星野温泉旅館時代から水力発電や地熱発電を利用するなどして、第1回Newsweek日本版SDG’sアワードも受賞している。
【参考】
OMO関西空港 by 星野リゾート(→link)