羽毛(ダウン)のリサイクルで能登の復興支援~古い羽毛布団を寄付してください
能登半島地震の義損金を送るため、石川県七尾市の寝具店スリープインでは羽毛布団の寄付を呼びかけている。
羽毛布団に含まれる羽毛(ダウン)は手入れをすれば長期間使える貴重な資源であり、寄付によって得られた分の買取金額を能登半島地震で被害を受けた和倉温泉観光協会へ贈るという。
一般的にガチョウやアヒルなどの水鳥から取れる羽毛は一羽につき5~10gであり、羽毛布団を一枚作るためには約200羽分のダウンが使用される。
ダウンは手入れをすれば長期間使える資源だが、羽毛布団として使用される場合、その寿命は10~15年と言われていて多くが粗大ゴミとして処理されがちだ。
その場合、羽毛布団は焼却に出されてしまい、例えば1.0kgの羽毛を燃やすと約1.8kgもの二酸化炭素が発生する。
きちんと洗えばまだまだ使える、布団の中の羽毛まで無駄に焼かれてしまっているのである。
そこで七尾市の寝具店スリープインでは、使わなくなった羽毛布団の寄付を呼びかけている。
ダウンは不純物を取り除き、しっかりと洗えば、新しいものよりもきれいな仕上がりにもなるといい、集まった羽毛の買取金額に相当する義損金を石川県七尾市にある和倉温泉観光協会へ寄付する。
1200年もの歴史があるとされる同温泉は北陸随一の海の温泉とされ、復興のシンボルにも繋がるとのこと。
寄付の詳細は以下のページから。
【参考】
スリープイン復興支援プロジェクト(→link)