リノベーション工事による産業廃棄物の9割を再資源化&再利用「リノベる。」
中古マンション探しとリノベーション工事のワンストップサービス「リノベる。」を手掛ける「リノベる株式会社」では、建築資材ロスの削減に取り組んでいる。
同社では2023年1月から新たな取組を実施しており、その結果、リノベーション工事の現場において、約9割の再資源化・再利用ができると判断。
2024年から同社のサービス「リノベる。」の全施工現場で建築資材削減の取組を開始する。
複数の工程からなる建築現場では、各工程で期日を遵守して進めなければ全体の工期を守れない。
その際、現場で建築資材が不足してしまうと、必然的に遅れが出てしまうため、余分な建材を持ち込んでおかねばならない実情がある。
結果、工期が終わった時に余った資材が「混合廃棄物」という産業廃棄物となり、その排出量は国土交通省によると年間228万トンに達する試算。
しかも1~2割が新品未使用で年に40万トンも出ているとされる。
「リノベる。」では、この余剰建築資材を回収し、リユースする仕組みづくりに2023年から着手。
内装工事・一部解体工事において他社との連携を図ることで、これまで廃棄されていた余剰資材のうち約9割を再利用することに成功したという。
リノベる株式会社では「建設業界全体の課題である【建築資材ロス】を削減し、より環境に配慮したプロセスで各社の事業を展開、収益・価値に変えていきます」としている。
【参考】
リノベる株式会社(→link)