木材から竹素材の割り箸へ100%切り替え:平和堂グループ
全国に156店舗を展開する大手スーパーの平和堂グループでは、2024年2月から弁当などに付いている割り箸をすべて「竹素材」へ変更。
年間で石油由来のプラスチックを約11t、木材を約3.2tの削減を見込んでいる。
100年企業の実現を掲げる平和堂グループでは、従来の割り箸に使われていた木材(アスペン材)から竹に変更し、外装のプラスチックは紙に変えた。
さらには爪楊枝の同封を廃止することで、廃棄物の削減に努めている。
木材と比べて成長が早い竹は、伐採による環境負荷が少ないだけでなく、強度や柔軟性はプラスチックにも負けず、加工もしやすいことから日本では昔から重宝されてきた。
鉄が不足していた時代には鉄筋の代替えに利用されるほど有用性が高く、各方面から注目されている素材でもある。
平和堂グループですでに石油由来のプラスチック製のスプーンやフォークなどをバイオマス由来の原料などに置き換えており、年間約6,458kgの削減に成功。
今後も「お取引先様とともに廃棄物の削減や資源循環など、環境保護に向けての取り組みを進めています」としている。
【参考】
平和堂グループ(→link)