ドローンを使って回収困難な海ごみを運ぶ実験:鳥取県宇谷海岸

2023年6月15日ニュース

足場の悪い崖下の海岸などに寄せられた海ごみを効率よく運ぶにはどうしたらよいか?

そうだ、ドローンを使ってみたらどうだろう?

そんな発想から実際の海岸清掃現場でドローンが海ごみを運ぶ実験が鳥取県の宇谷海岸で行われました。

実験を行ったのは、一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとりと鳥取県湯梨浜町と鳥取県中部清掃事業協同組合の三団体。

鳥取県では海水浴場が減り、普段から訪問者が少ないにもかかわらず、波や潮流の影響により浜辺に海ごみが打ち上げられ、6月6日に実験が行われた宇谷海岸もまさにそうした場所でした。

当日は三団体の他にドローン関連会社などのメンバー82名が参加。

配布されたごみ袋がすぐに一杯になるほど多くの海ごみが散乱しており、さっそく出番となったのがドローンです。

ごみで満杯になったフレコンバッグを専用ドローンに吊り下げ、約200メートルの輸送実験を開始。

無事に着陸すると参加者から拍手が起き、参加者からは「漂着場所によっては回収が大変な場所があると思うので、このようにドローンを使って回収できるようになるとありがたいです」との声も聞かれました。

現段階では約15kgまで輸送可能。

ドローンはすでに測量や撮影などの現場で利用されていますが、今後、こうした清掃事業で「活躍する日も遠くない」と主催者は語っています。

【参考】
一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとり(→link

 

2023年6月15日ニュース

Posted by バケツ君