世界自然遺産に環境保全型トイレを設置 奄美大島にて阪急交通社
阪急交通社は12日、世界自然遺産に登録されている奄美大島で、水を使用せず土壌汚染に配慮した「環境保全型トイレ」を設置したと発表しました。
企業版のふるさと納税を利用したもので、奄美大島の中でも、特に原生林が残っているとして有名な金作原(きんさくばる)に置かれています。
「環境保全型トイレ」とは、水を使用せず、処理槽内の杉チップに水分を吸着させ、微生物の働きで分解や処理を行う仕組みのトイレ。
杉チップは堆肥として資源利用され、循環されるシステムになっていて、そのための電力はソーラーパネルにより太陽光で発電されています。
2021年7月に徳之島や西表島などと共に世界自然遺産に登録された奄美大島は、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれるほど豊かな原生林が残っていて、最近は子連れ旅行だけでなく一人旅にも人気のスポット。
「恐竜時代を思わせる」と言われるほどの大自然は貴重な固有種もあり、同時にその環境保全が課題とも言えます。
旅行代理店である阪急交通社としては、奄美大島で複数のツアープランに取り組みながら「適正な環境で奄美大島の大自然を観賞いただけるように取組みを進めてきた」として、今回の環境保全型トイレを設置したとのことです。
【参考】
阪急交通社(→link)