宇宙ゴミを減らそう~日本のベンチャー企業が人工衛星の処分装置を開発中
新たな宇宙飛行士候補として米田あゆさんと諏訪理さんの両名がJAXAから発表されるなど、ここのところ宇宙への注目が高まっていませんか?
ともなれば弊サイトとして気になるのが宇宙ゴミ。
特に地球の周辺軌道をグルグル回っている人工衛星は、運用を終えても長く漂うことが将来的に問題視されていて、その対応策が模索されています。
これを解決する技術開発を日本のベンチャー企業が取り組んでいます。
宇宙ゴミの対策を事業として取り組んでいるのは宇都宮に拠点をおく株式会社BULL。
防衛省出身の宇藤恭士氏が2022年11月に立ち上げた会社で、打ち上げたロケットや人工衛星にあらかじめ装置を組み込んでおき、運用が終わり次第、速やかに大気圏へと落下させるシステムを開発しています。
通常、人工衛星は、運用が終わっても、長くて数十年地球周辺を飛び続けます。
BULLが手掛ける装置は、こうした人工衛星やロケットなどを速やかに大気圏へと突入させ、数ヶ月で焼滅させるというもの。
数年で事業化にめどをつけ取り組んでいく予定です。
【参考】
株式会社BULL(→link)
下野新聞(→link)
日経新聞(→link)