京都や河越などの観光地でゴミの現地有料処分は受け入れられるか?実験
観光地で出るゴミについて「その場で有料処分をしてもらうこと」は観光客に受け入れられるかどうか。
旅行代理店大手のJTBが手掛ける事業「GO!ME(ゴーミー)」では2月10日、京都錦市場商店街と川越一番街商店街でオリジナルデザインのゴミ箱を設置し、有料でどれだけの資金が集まるか実験します。
ゴミの処分代は53円、100円、500円から任意で選択。
バーコードを読み取るキャッシュレス決済で行われ、実験終了後、JTBの公式サイトで金額が発表される予定です。
JTBによると、日本の観光地は諸外国に比べてゴミ箱が少なく、観光庁が実施した外国人観光客のアンケートでは、旅行で困ったこと第1位にその少なさが挙げられています。
その結果、近所のコンビニや路上に放置される悪質なケースもあり、今後のインバウンド増加に向け、大きな課題となっていました。
こうした観光客のポイ捨てを如何にして防ぐか。
JTBが手掛けるGO!MEでは、すぐに捨てられる代わりにコストを観光客に負担してもらおうと提案。
その実験として、2月10日の川越一番街商店街で20箇所、京都錦市場商店街で9箇所に設置し、観光客の反応を確認する予定です。
なお、ゴミ箱は大阪モード学園と名古屋モード学園によって非常に特徴的な外見にデザインされていて(以下の画像)、
制作を手掛けた学生は「多くの人に知ってもらう必要があると考え、写真がSNSで広がるよう工夫しました」とコメントしています。
実験でいくら集まるのか?
JTBでは2023年に全国展開を見込んでおり、あらためてその結果が注視されています。
【参考】
JTB「GO!ME」(→link)
PR TIMES(→link)