画像認識技術を活用した「AI搭載の産業廃棄物選別ロボット」中間処理施設に導入
通常の家庭ごみ(資源)とは異なり、様々な素材の廃棄物が混ざって運び込まれることも多い産業廃棄物。
日本では年間3億7千万トンも排出され、中間処理施設では人の手による選別が欠かせないため、将来に渡っての労働力不足が切実な問題となってきている。
これを「AI搭載のロボット」で対応しようというのが、愛知県知立市に本社のある株式会社FUJIだ。
株式会社FUJIが開発した産業廃棄物選別ロボットの名前は「R-PLUS」という。
長さ196cm✕幅155cm✕高さ150cmのコンパクトサイズなため、狭いスペースにも設置が可能で、業界初となる0~20度の傾斜ベルトコンベアにも対応。
肝心の選別スペックは毎分30個となり、人と同等のスピードが出せる。
スペックの中枢となるのがAIを搭載した画像認識であり、多種多様な産業廃棄物を高精度に識別できるため、これまで焼却や埋め立てに回されていたものもリサイクルすることが可能になる。
この『R-PLUS』、さっそく注文も入っているようで、2025年2月から同じく愛知県にある中間処理施設の工場へ2台、設置するという。
同社では「産業廃棄物選別ロボットの提供を通じて、“人と地球にやさしい持続可能なリサイクル“を推進し、循環型社会の実現に貢献してまいります」とのこと。
【参考】
株式会社FUJI(→link)