廃棄漁具のアップサイクルを手掛けるamu株式会社が東洋経済すごいベンチャー100に選出
ひとたび廃棄されると、海の生態系への影響が懸念されている漁網や釣り糸など。
そうした漁具をナイロン生地やペレットなどにリサイクルしたり、さらにはそれをアップサイクルで製品化しているamu株式会社が、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」2024年最新版に選出された。
amu株式会社では、全国の漁港から廃棄処分となる漁網を回収し、同社で分別・加工して「amuca」という素材にリサイクル。
同素材を用いて新たなTシャツやバッグなどにアップサイクルするだけでなく、ナイロン生地やペレットなどのリサイクル商品として他社への供給も行っている。
漁具の海洋流出を防ぐだけでなく、漁業者の負担を軽減している活動が評価され、週刊東洋経済の「すごいベンチャー100」に選ばれた。
同社は2023年5月に設立したばかりの、いわゆるスタートアップ企業。
今後は、アップサイクルで販売された製品の再回収も行い、さらにはアパレル、アウトドア、家具、建材など多業種に渡るメーカーと協業していくという。
「amucaを用いた製品を開発していくことで、漁具から価値の常識をひっくり返していきます」としている。
【参考】
amu株式会社(→link)