カーボンマイナスを実現させる東急リゾート“森のバイオマスボイラー”とは?
排出するCO2の量より、吸収するCO2の方が多い「カーボンマイナス」を実現したバイオマスボイラーが東急リゾートタウン蓼科で運用されている。
同施設内のゴルフコースに設置されているという“森のバイオマスボイラー”には一体どんな効果があるのか?
東急リゾートタウン蓼科では、森林を適正に保全しておくため、余った樹木を切り取る間伐を実施。
切り取られた間伐材の一部をウッドチップに加工し、ゴルフコースに設置されている”森のバイオマスボイラー”の燃料に使われてきた。
ここで得られた熱エネルギーは大浴場の給湯にも活用されるなど、エネルギーの地産地消に役立っている。
今回の取組では、この”森のバイオマスボイラー”に「排煙中のCO2を吸収・固体化する装置」を追加で実装することにより、吸収するCO2のほうが多くなる「カーボンマイナス」を実現化させるというもの。
さらには固体化したCO2についても、それを原料としたオリジナル商品の開発を進めるとのことで、循環型社会の実現に貢献したいという。
なお、CO2の固体化については、金属に吸収させる手法が取られ、安定かつ安全な炭酸金属粉(metacol)にリサイクルされるとのこと。
【参考】
東急リゾーツ&ステイ株式会社(→link)