JALと横浜市が連携して食用油を回収~飛行機のSAF燃料に
日本航空(JAL)は28日、横浜市と提携して家庭から出る廃食油を回収、持続可能な航空燃料である「SAF燃料」に活用していくと発表した。
JALでは全燃料搭載量のうちSAF燃料が占める割合を2025年度に1%、2030年度に10%まで引き上げる目標を掲げている。
そのためSAF燃料の製造・商用化について他社との連携も進めており、2025年には国内初となるSAF製造工場が大阪府堺市に建てられる予定だ。
今回の横浜市との連携もこうした取組の一環で進められたもので、まず第一弾として「イオンフードスタイル鴨居店」にて廃食油回収の仕組みを構築。
「各家庭で回収ボトルに集めた廃食油を、店舗にある回収ボックスに注ぎ入れる」というもので、一定量が溜まると回収業者がSAF燃料の製造工場へ運び入れる仕組みになっている。
まずは3~5月に6日間のテスト回収を実施した後、6月5日から本格回収を始めていくとのこと。
JALでは「未活用資源を家庭から回収するしくみの普及を目指し、本取り組みを横浜市内全域から全国の他の地域へと展開してまいります」としている。
【参考】
日本航空(→link)