日本の都市鉱山は世界一 不用パソコンで大阪マラソンの金銀銅メダルを作ろう!
2024年2月25日に大阪市で大阪マラソンが開催される。
西日本で最大規模を誇る市民参加型のマラソン大会であり、同大会では不用になったパソコンを回収して、金銀銅のメダル製作する「#めっちゃええやんメダルプロジェクト」を進めている。
大阪マラソンは同府や市が主催となり、2011年から開催されている市民参加型のマラソン大会。
今年で第12回を数え、2月25日に大阪府庁前からスタートして、合計34,000人のランナーたちが大阪城公園内のゴールを目指す。
その際、上位入賞者に渡される金銀銅12個のメダルを不用になったパソコンから作ろうというのが今回のキャンペーンの狙い。
パソコンなどの電子機器内の基板にはレアメタルが多く含まれていて、それを材料にメダルを作ろう!というものだが、果たしてどれほどの余剰資源があるのか?
こうした資源は“都市鉱山”と表現され、国立研究開発法人物質・材料研究機構によると、すでに地下資源の埋蔵量を上回る量が製品として出回っていて(→link)、それを加味すると実は日本は世界でも有数の資源国家となる。
同機構によると、日本の都市鉱山には、金が世界の現有埋蔵量の16%に相当する約6,800トン、銀は22%にあたる約60,000トンが眠っている計算だ。
パソコンの回収は佐川急便が担い、無料で集荷。
ハードディスクが無かったり、壊れて動作確認できない端末でも問題なく、データ消去も回収先で実行される。
【参考】
大阪マラソン公式サイト(→link)
一般社団法人 地域SDGs創生ネットワーク(→link)
国立研究開発法人物質・材料研究機構(→link)