日本の古着作業服がカンボジアで大人気!バイクやスケボーファッションに!?
皆さんは“作業服”と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?
「現場や工場に欠かせない制服みたいなもんだろ!」
誤解を恐れずに言うならば、おそらくこのような回答が多数派になると思われますが、日本を一歩出ると思わぬ使われ方をされるもので……。
いまカンボジアでは日本企業の作業服が従来の枠を超え、バイクやスケボー、あるいは日常のイケてるファッションとして、着用されているというのです。
いったい何が起きているのでしょう?
日本の作業服は丈夫で高品質。
おまけに全国津々浦々にまで浸透して現場の仕事を支えているため、凄まじい数の作業服が出回っています。
となれば当然、古くなったものは捨てられてしまうわけですが、そこで目をつけたのが日本リユースシステム株式会社です。
同社では2022年10月1日から「古着deワクチン まごころプロジェクト」を開始。
不要になった古着を送るため、専用キットを3,300円で購入すると、小児まひ用のポリオワクチン5人分が寄付されるという仕組みで、今までに約520万人分が寄付されてきました。
同時に、回収された作業服をカンボジアに提供したところ、人気が急上昇。
頑丈で安全性が高いため、森林愛護や地雷撤去の従事者たちに重宝され、同じく丈夫なファッションを必要とするバイカーやスケーターたちにも広まり、ついには一般のファッションとしても受け入れられるようになったとのこと。
同社によると「作業服はポケットの数が多く、スケボーだけ担いで他の荷物はポケットに入れることがかっこいい」とのこと。
確かに日本企業の作業服は会社ごとにネーミングが入ったり、デザインに一工夫が施されていたりして、外国人の目には新鮮に映るのかもしれません。
もはや単なるオシゴト用の服ではなく、ストリートファッションの一ジャンルとなった日本の古着作業服。
日本リユースシステム株式会社では、今後も「古着deワクチン まごころプロジェクト」を進め、サステナブルな社会を目指すとのことです。
【参考】
「古着deワクチン まごころプロジェクト」(→link)