川の水ぜんぶ抜く! 清掃のため香川県宇多津町で350人が参加
日本財団と香川県の3市町が6月4日、地元を流れる大束川(だいそくがわ)の水を抜き、2kmに渡って川底を清掃しました。
海洋プラスチックごみを減らす取組の一つとして行われたもので、約2トンもの廃棄物が回収されています。
川の水は、ご存知「池の水」とは違い水流が絶えないだけではなく、高低差や柵があり、雑草も生い茂っているため立ち入りが難しいところ。
梅雨に入ると水量が増えて海へ流れ出てしまうため、今回はその直前に香川県や宇多津町、丸亀市、坂出市などの協力を得て実施されました。
上流から流れてくる大量の水をどう処理したのか?
というと、上流の段階で農業用水路などを使って迂回して直接海に流し、水位を減らした上で約350名の参加者が散乱するごみを拾い集めたと言います。
川底にはプラスチックごみだけでなく、車両のタイヤや扇風機などもあり、今回は地元の漁業関係者や農業関係者、あるいは自治体や住民に加えて香川県知事も作業に携わりました。
主催者の日本財団によると、海ごみの8割は河川から流出されたもの。
今回蓄積されたノウハウをもとに、今後も他の地域で同じ取組を進めていくとのことです。